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悪役令嬢戦記!~大切な人のために戦います~  作者: naturalsoft
8章:エルフの国のエロフ!
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簡単なお仕事ですよ?【お知らせがあります】

【お知らせ】

最近、なろうの方で人気が出ました『悪徳領主の娘に転生しました。貧乏領地を豊かにします!』の執筆に時間を取られて、こちらの執筆が疎かになっています。

その為しばらくの間、更新をお休みします。


それに伴い、8章:エルフの国のエロフ!の投稿を見直し、追加執筆をする予定です。


楽しみしている所、申し訳ございません。質の高い小説を投稿するため、ご理解のほどよろしくお願い致します。


シオン達は村の防備を整えると、次の日には魔物の涌き出るという洞窟へ向かった。


「これは酷いね」


村から出発して、2時間ほど進むと周囲から異臭の匂いが漂ってきた。村の周辺はまだ緑が溢れて人の暮らせる環境であったが、ここまで来ると緑は枯れて、茶色い岩肌が剥き出しになっていた。


「よし!先生~!スイレン先生~!出番ですぜっ!」


シオンは時代劇で用心棒が出てくるシーンのように呼んだ。


「なんじゃ?シオン。ワシにナニをさせようというのじゃ?」


相変わらずの、のじゃロリスのスイレンが面倒くさそうに言った。


「これを見てわからないの!?この辺りの水源を浄化して欲しいのよ!このままだと、辺境の村も危ないでしょ?」


シオンは当たり前の事を言った。


「やっても良いのじゃが、原因を取り除かなければ、すぐに元に戻ってしまうのじゃ。まずは原因の魔族がいるかも知れない洞窟に行って、魔族の退治、及び汚染の中心部から浄化するのが1番じゃ」


スイレンは正論を言った。


シオンはぐぬぬっと何も言えなくなった。

そしてシオンの不機嫌度が上がったのでフォローが入った。


「はいはい、正論を言われて悔しがらないの。この現状に心を痛めているのはシオンだけじゃないんだからね」


流石はシオンとの付き合いの長い光さんであった。やんわかりフォローが入り、シオンは頷くと、目の前に現れた魔物を狩るのだった。


まさに八つ当たりである!?

もう少しで山脈の麓にたどり着く所で、魔物の数が一気に増えた。そして周辺の悪臭も酷くなっている。


「ちょっとマズイわね。みんな、この薬草の葉が挟んである布地を口に巻いて!解毒作用と浄化作用があるわ!」


現代社会によるコ○ナ対策のように、皆が口にマスク代わりに巻いた。


「この悪臭は毒の沼地から蒸発して出ている毒ガスのようなものよ。みんな余り吸わないように気をつけてね!」


魔物を倒しながら前に進んでいく。


「ねぇ?まだ余裕があるけど、ヤバくない?」


前回のセフィリト王国やグランド帝国で起こったスタンピードを思い出して、危機感を募らせたのだ。すでにシオン達は10名程度ですでに100体は超える魔物を倒しているからだ。


普通なら騎士団の出番である案件である。


「まさか、すでにここまで魔物が集まっているとはな…………もっと、辺境にも目を配るべきだった」


アイオス王子とイーリス王女も初めての経験に戸惑いが大きかった。


「ねぇ?どうする?いつもなら『ガンガン行こうぜ!』で行くけど、王子や王女様が居るし1度戻る?」


シオンは周りを気遣うスキルを手に入れた!

ああ、このスキルが最初からあれば、苦労することも無かったのに…………


いや、スキルというよりは人として成長したと言うべきか。

シオンの提案に、アイオス王子とイーリス王女は反論した。


「まだ俺は大丈夫だぞ!」

「ええ、わたくしもまだ余裕がありますわ!」


自分達が足手まといになっているのでは?と、心配になった二人であったが、確かにまだ余裕はあるのだ。


「ふむ、シオンお嬢様!皆、まだ余裕がありますので、せめて洞窟の入口まで進みましょう。多少、魔物を間引きしておかないと、このままスタンピードが発生する可能性があります」


冷静沈着な飛龍騎士団長のサクラさんが進言した。それに続いて各自も魔物の間引きを肯定した。


「そうだな。魔物の間引きには賛成だ!」


魔物を剣で切り伏せながらリーゼンが言った。


「確かに、すでに予断を許さない状態になっているようじゃな!」


騎士団長の年長者であるシールも同意した。

意外な事にこっそりと着いてきていた猫の姿のアルトのお爺ちゃん(古龍)も猫の姿のままで、強力な火炎を吐いて魔物を倒していた。


「魔族にワシの正体を知られると、逃げてしまうかも知れんのでこの姿のまま戦うわい」


今、思えばこのメンバーだったら国をも落とせそうだ。こうして、魔物達の掃討作戦が繰り広げられた。


「スイレンは魔力を温存しておいてね!」


シオンが放った光の魔法は、一直線に魔物達を消滅させ、前に道が出来た。


「洞窟に入ると大規模な魔法は使えなくなるから広範囲魔法で一掃します!」


光さんの大規模魔法が炸裂し、周辺の魔物は一掃されたのだった。


「よし!今の内に洞窟の入口まで急ぐわよ!」


また時間が経てば毒の沼地から魔物が発生するため、シオン達は急いで向かうのだった。






愚者の声

「はぁ~、複数の小説を書くのは大変ですよ」


シオン

「あちらのシオンさんはどうなのですか?」


愚者の声

「あちらは今、世界樹を救った所かなぁ~?」


シオン

「こちらでも世界樹を救いますの?」


愚者の声

「そうね~、エロフがでてきたし考えようかな?ぐっふっふっふ」


シオン

『あ、ダメかも知れませんわ』




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― 新着の感想 ―
[一言] 「まだいける≒もう危ない」 ペスト医師のくちばし状マスクが欲しいね あれ嘴状のところに香草入れてたし まあ薬ちゃうからちょっとしたフィルター程度にしか 役に立たんかったらしいが
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