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今日もワタシは戦います!  作者: アユム
〓改稿前〓
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何かよからぬ感覚が襲ったけれど、あまり気にしすぎては本当に自分にとって悪いことを引き寄せてしまいそうなので気にしない方向でいきたいと思います。

十中八苦目の前の依頼人さん絡みだと思うので……、とそういえばこの人名前はなんていうんでしょう?

依頼人の人で話すのに支障はないから知っても知らなくてもどっちでもいいのですが、それは人として駄目だと思うのです。


う~ん、でももう狼に生まれ変わったからいいんですかね?

名前を教えたら教えたでまた何か勘違いの会話を繰り広げられる可能性がありますし、そう考えると教えない方がいい気がします。

うん。ならこのまま気がつかなかった方向でいきたいと思います。


「……ああ、そういえばまだお互いの自己紹介がまだでしたね」


そう思っていた矢先に自己紹介を提案されてしまいました。

別に名前を聞かなくても支障がないのでこのまま依頼人で通そうと思ったけれど、向こうはそう思わなかったようですね。


だけどタイミングが良すぎじゃないですか? この人。

勘がいいのか心が読めるのかすごく疑い深いところですね。

だけどそのことも気になるのですが、それよりもここで自己紹介をしてしまったらこの先もお付き合いが続いていってしまうことの方が一番気になる場合どうしたらいいでしょうか。


すごくキラキラした目で見つめられてますが選択を間違えたらストーカーになる予感がバンバンにします。

きっと生まれ変わって野生の感がワタシにも備わったのでしょう。

この予感は無視をしてはいけない気がするのです。

さてこれはどうしたらいいんでしょう……。


このまま無言を貫いても何の進展もないですし、自己紹介を先にされてしまったらこちらも名乗らないといけなくなってしまいます。

うう、どうしたものか。

……だけど黙っていても状況は悪くなる一方ですし、ここは仕方ありませんね。


『……その、まだ今回のことがきちんと解決していないので誘拐犯の黒幕さんには教えられないです』


問題の先送りだと分かってはいても意気地なしだとしてもこの道しか今はないと思うのです。

だけどただ先送りするだけでは何か負けた気がするのできっちり釘を刺しておきました。


相手を挑発する過激な発言ですが今は気にしません。

これはギャロ達がいるからこそです。

二人がいるから強気でいられる、ある意味虎の威を借る狐なのです。

まあ狼ですが。


「そうですよね。……お嬢さんを怖がらせだけでなく、下手をしたら一生消えない心の傷を私はつけてしまった。どうやってもその事実は変わりません。本当に申し訳ありませんでした」


強気に言い返すと一応悪いと思っていてくれたのか、沈痛な面持ちで謝罪を口にしてくれた。

その姿はこれ以上ないほど反省しているように見え、父にお仕置きしてもらうにしても少しだけ軽くしてもらえるようにお願いくらいはしてあげようという気になってきます。


まあ甘いといわれても今回はまったくワタシに危害がなかったということもあるし穏便に事を収める方向で大丈夫そうですね。

それだけでも分かれば安心です。

これで後少しで洞窟いえに帰れそうですね。


「繊細なお嬢さんの心の傷はきっと計り知れないほど深くきっと障害消えぬ重いものでしょう」


……あれ?

ちょっと演技がかってきたけど一応反省してるんですよね?


「きっとその傷を癒すのは長い時間を伴うでしょう。その傷はきっと私が癒したいと思うこと事態おこがましいにも程があるのは重々承知しています。いるのですがどうか私にその手助けをさせてはいただけないでしょうか」


えっと、これは反省していると思ってもいいんですよね?

ワタシが子供だからって適当なこと言ってるわけじゃないですよね?


信じたいけどなんか釈然としないのは何でなんでしょうか。


何だかんだと恥ずかしい事を言い続ける依頼人。

続けられる言葉を聞いてると背中がむずむずしてきました。

出来ることなら今すぐこの場を走り去り、何でもいいから声を限りに大声を出したい気持ちにさせられるのは仕方ないと思うんです。


「責任を持って貴方を幸せにするので私と結婚してくださいませんか?」


うん。

この人反省してると見せかけて、まったく反省してませんね



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