S級冒険者の挑戦
今回はS級冒険者との闘いの話です。
「S級冒険者の貴方に指名依頼を引き受けて欲しい。依頼内容はノーマン公王に塩、砂糖、胡椒を低価格で納品している少女の捕縛だ。報酬は金貨一千枚」
「少女の捕縛なんかB級で充分だろう」
「実は既に何人かのA級冒険者に依頼したのだが、全員返り討ちにされたのだよ」
「A級が返り討ちにされただと。面白い。少女の素性を教えてくれ」
「素性は一切不明だ。判明しているのは黒髪黒眼だという事。月初めに納品の為ノーマン公王の屋敷を訪れるという事だけだ」
「黒髪黒眼だと」
「依頼を引き受けて貰えるかね」
「分かった。依頼を引き受けよう」
「君がノーマン公王に塩等を納品している黒髪黒眼の少女かね」
納品する為にノーマン公王の屋敷を訪れたら、見知らぬ男に声を掛けられた。
「そうだけど、誰よアンタ」
「俺は君を捕縛する依頼を受けたS級冒険者だ」
「私を捕縛するですって。出来るものなら、やってみなさいよ」
「公王の屋敷の前では闘えないから場所を゙変えるよ」
【転移】
S級冒険者によって草原に転移させられた。
「此処なら問題無いだろう」
「それでは闘いを始めましょう」
私とS級冒険者の闘いが始まった。
【召喚】
S級冒険者は多数のアンデッドを召喚した。
(乙女が嫌がるアンデッドを召喚するなんて、本当に悪趣味な奴)
【高速飛行】
アンデッドには【反射】【倍返し】の効果が薄い。
S級冒険者は空中を高速飛行しながら、反射し難い攻撃を次々と仕掛けてくる。
(不味いわね。攻撃する隙が無い。このままではジリ貧よ。仕方ないから奥の手を使うか)
【監獄結界】
S級冒険者を私だけが解放出来る監獄結界に閉じ込めた。
「何だ。この結界は」
何故かS級冒険者が真っ青になった。
「私だけが解放出来る監獄結界よ。この中で暫く過ごして貰うわよ」
狭くて暗い監獄結界内では空中戦が出来ない。
「ふざけるな。こんな結界なんか直ぐに破ってやる」
しかしS級冒険者か゚どんな攻撃をしても、監獄結界は破れなかった。
「それじゃ、私は失礼するわね」
「ま、待て」
【転移】
S級冒険者を残して監獄結界外に転移した。
【創造】
高速飛行が便利そうなので創造した。
「此処から出してくれ。俺は閉所恐怖症と暗所恐怖症なんだ」
三日後に監獄結界内に転移したら、S級冒険者は真っ青どころか真っ白になっていて、まるで心が完全に折れているみたいだ。
隷属の契約を強引に結ばせて、監獄結界から解放してやった。
オマケの罰として私以外は絶対に外せない呪術付きスカ◯ライダーの仮面を装着した。
「私の奴隷として生涯に渡り仕えなさい」
「頼む。仮面を外してくれ。このままでは社会的に抹殺されてしまう」
「駄目よ。これは罰よ。死ぬまで装着していなさい。その代わり罪には問わないわ」
あっさりと懇願を脚下してやった。
(あの女、本当に鬼畜よね)
「公王様の護衛としてこの者を推薦します。この者は私の捕縛依頼を引き受けたS級冒険者です。私が返り討ちにしました。仮面を装着しているのは私が与えた罰です。この仮面は私以外は絶対に外せない呪術付き仮面で、死ぬまで装着するのを条件に罪は問わない事にしました。既に隷属契約を行いましたので、裏切りは皆無です」
「・・・分かった」
公王は私のマシンガントークに困惑気味に答えた。
「アンタら、誰に喧嘩を売ったか教えてあげる。覚悟しなさい」
S級冒険者から依頼主達の素性を聞き出して、全員に呪術付きゲルシ◯ッカー戦闘員の覆面を装着してやった。




