9/17 妖狐 弐
「それで? 私をここまで誘導した理由はなに?」
なにかよからぬ事でも考えているのかい?
もふもふだけで私は買収されないよ?
――そう思った次の瞬間、白い煙がふわりと上がり、一瞬で目の前に美丈夫が現れた。
見た目は二十代くらいの青年。しかもモッフモフの尻尾が五本もある。(;・`д・́)…ゴクリ…
人を誘惑するこのスケベ狐はなんと妖だったのだ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!!
しかし、すっごいもふりたい……。
でもなあ。ノミ、ダニ、エキノコックスがなあ……。(´・ω・`)ショボーン
「……私の尻尾を見ながら、なんて顔をしてるんですか……」
「いや、すっごくもふりたいなって」
「でも衛生面がちょっと……」
寄生虫コワイ :(´・ω・`):
「――言っておきますけど、お風呂は毎日入ってますからね!? ノミとかダニは絶対にいませんから!」
「わああああああい!!」⸜(ˊᗜˋ)⸝ワーイ
もふもふの尻尾にダイブする。
すっご! もっふもふ! たまんない! モフ(ง ˘ω˘ )วモフ
でもなんかちぎれたような尻尾が二本ある?
「……あの、そろそろ本題に入っていいでしょうか」
なんだよ、もっともふらせてよ チッ(・д・)
とりあえず自己紹介をした。
狐の名前は桔梗というらしい。
妖狐という妖怪狐で、隣山の狐火山からやってきたとのこと。
結界のせいで山の中に入れないから私にお願いがあって、山の前で待っていたらしい (´・ω・`)ナンジャラホイ
「白羽という烏天狗はご存じですか?」
知ってる。
「よろしければ、白羽にこの文を届けていただけませんでしょうか」
渡されたのは、綺麗に包装された手紙だった。
( ¯ ꒳¯)くんくん
なにやら、ほんのり花の匂いもする!
こ、これはもしや……! ( ゜д゜)ハッ!
「ラヴレター!?」( ゜д゜)
「ま、まあ、好きに捉えていただいて構いませんが……。届けていただけますか? お礼はしますので」
「――任せて!」(`・ω・́)ゝラジャー!
私の名前は紅 緋色! 恋のキューピッドになってやるぜ! ( ・_<)┏ ♡ バキューン!




