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9/16 嫌な夢 弐

 今日も嫌な夢を見た。

 

 ……いや、見たのは葵か。

 

 隣で眠っている葵の夢が、また私の中に流れ込んでくる。

 

 なんで我慢してるの。

 

 なんでそんなに耐えてまで学校に行ってるの?

 ……私にはわからない。

 

 嫌なことから逃げるのは、悪いことじゃないでしょ……?

 

 眠ったままの葵の目から、涙が流れていた。

 

 私はそっと袖でそれを拭う。

 

 私にできるのは、それくらいのことだけだ。

 

 ごめんね。勝手に夢を覗いちゃって。

 

 でも、悩んでることがあるなら相談してよ。

 

 私たち、家族でしょ?

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