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異世界転生  作者: MSZ-006
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異世界転生者である事を告げてはみたけど、大して驚かれなかった。


拍子抜けして周りを見渡すと珊瑚がポポ、瑞と会話している。


暫く話した後、俺の方にやって来た珊瑚。


「ピィ」[ポポちゃん、私とキャラが被る]


え〜、一体どうしろと?


「キャラが被ると言えば、私もそうですね」と、ミリィさんが珊瑚のパネルを見て言った。


「え?誰と被るんですか?珊瑚とポポは、分からなくも無いですけど」


どちらも、ピィだからね。


「めぐりちゃんです」と、ミリィさんは赤縁のメガネをクイッと、上げながら言う。


「いや、特に被る所なんて・・・」


いや、あったわ。


「お分かり頂けましたか?リョウさんの性癖、メガネです」


「あの、前々から言ってますが、メガネが性癖じゃ無いですからね?メガネの似合う女性が、好きなんです」


「では、メガネさえ掛けていれば、誰でも良いと?」


「違います!そんな事は、あり得ませんから」


「じゃ、私がメガネを掛けたらどうですか?」と、ユカさんが話に加わって来た。


「わ、私だってメガネ、掛けるんだからね?」


「ネアさん、ズルいです!私も掛けます!」とネアさん、ゴモリーさんまで参戦希望が届いた。


「お兄ちゃん、ボクはどう?」


「うん、とても可愛いよ」


「え〜!もう〜、そんなこと言われたら、結婚するしか無いじゃん?」


ちょっと、待って欲しい。


少女のメガネ姿を可愛いと褒めただけなのに、もう結婚なのか?


自分が、地雷原のど真ん中に居る気分だ。


「私は一度、メガネ姿をリョウに見せてるわね」と、カオリが話に加わる。


そうだな、買い物に行った時にメガネを試着してたな。


「・・・リョウ、私たちもメガネ掛ける?」


「いや、リリーさん?無理に掛ける必要は、無いんですよ?マリーさんも」


「え〜?掛けなくて、良いの〜?」


「ピィ!」


「クワァ!」


見ると、ポポと瑞(みずき)が何処から持って来たのか、メガネを掛けているじゃありませんか。


「コラ、勝手に持ってきちゃ駄目だろ、返してきなさい」


「ピピィ!」[パパ、私が買ったんだよ!]と、珊瑚がメガネを掛けて現れた。


「そっか、珊瑚のお小遣いで買ってくれたのか。有難う珊瑚。とても似合ってるよ」


「ピピィ、ピィ」[有難う、パパ]


後で珊瑚に、お金を返しておかないとな。


そんな事をしていると、いつの間にかユカさんまでメガネを掛けて歩いて来た。


「どうですか?似合いますか?」


「はい!とても、美しいですよ。ユカさん」


「うふふ、有難う御座います!」


どうして、こうなった?


まるで俺の周りが、世界統一メガネ協会みたいな状態になってるじゃないか。


その内『メガネ教』なんて、怪しい宗教が出来かねんな。


お、恐ろしい。


さて、そろそろ次に行かないと時間が勿体ない。


「ユカさん、次は何処に行きますか?」


「そうですね。人数も増えたし、皆で出来るゲームが良いですね」


と言う訳で、やって参りました双六場。


このゲームセンターの3階が、双六専用の敷地になっている。


前世の地元にあったショッピングモールよりデカいビルなんだけど、本当に敷地面積は何キロあるんだろう?


「最初は、誰から行く?」


カオリが、珊瑚を抱っこしながら皆に問い掛ける。


「じゃ、ボクから行くよ〜!」と、めぐりちゃんが勢いよく前世の昼休みにテレビで見た、ライオン印そっくりの巨大サイコロを豪快に振った。


何が出るかな?


出た数字は、5。


めぐりちゃんが、5マス先に瞬間移動する。


「チャッチャ〜チャ〜ン。おめでとう御座います!此処では、何かしらの乗り物が、手に入ります!何が手に入るかは、運次第!そして貴女は、自家用クルーザーを手に入れました。クルーザーは、必要な時に、使用される為、現在は倉庫で保管します。尚、此処で手に入る各種道具の一部以外は、お持ち帰り出来ませんので、ご了承下さい」と言う、アナウンスが流れる。


「次は、私が行くわよ」と、ネアさんが手元に出現した巨大サイコロを勢いよく放り投げ、出た目は3。


「ティロリロリ〜ン!!残念、貴女は泥沼に嵌って身動きが取れません。一回、お休み」


ネアさんが、瞬間移動してボチャンと泥沼に身体が埋まる。


「いや〜!?ちょっと、何コレ!?」


「ては、次は私が行きます」と、メガネをクイッと上げながら、ミリィさんがサイコロを振る。


「チャッチャ〜チャ〜ン!おめでとう御座います!貴女は、大量のご馳走様を手に入れました。此れで、食糧危機も安心ですね?食糧は、倉庫で保管します」と、出た目は1。


「食糧危機ですか?この双六、一体どんな状況を、想定しているんでしょう?」


ミリィさんの言う通り、食糧危機が発生するイベントがあるって事なのか?


「次は、私ね!」


カオリが、サイコロを転がす。


「チャッチャ〜チャ〜ン!此処は、何が出るか分からない特殊な場所。貴女の運の良さを掛けて、ダーツ勝負!!」


カオリが出した目は、2。


「ダーツ勝負?それって、パ〜ジ◯〜ロ、パ〜ジェ〜◯的な?」


カオリ、それは転生者でも分かる人間と、分からない人間が居るぞ?


主に、世代的に。


そんな事を考えていたら、カオリがダーツを投げたらしい。


「おめでとう御座います!今の場所から、10進む!」


「やった〜!私が一番、リードね」


瞬間移動した瞬間、オドロオドロしい雰囲気になる。


「ティロリロリ〜ン!残念!貴女が居る場所は、魑魅魍魎が跋扈する世界、全て退治するまで脱出不可能、一回休み!武器を、選んで下さい」


「ちょっと!?魑魅魍魎って、何なのよ!武器って、凄い大量なんだけど?取り敢えず一回休みなら、みんな一回終われば、すぐ出れるわね」



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