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異世界転生  作者: MSZ-006
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「黒い!証拠の!捏造で!今日も!明日も!冤罪だ〜!!」


俺の脳内で、ルールを度外視する外道共に鉄槌をブチかましそうな正義のプロレスラーの言葉を、俺の魂が激しく絶叫していた。


「お兄ちゃん、はい!ア〜ン!」めぐりちゃんが、俺の口にアイスを運んで来る。


けど俺は、真っ白に燃え尽きたかの様に中空を見つめる。


「ちょっと、めぐりちゃん?リョウさんから、離れなさい?」


ユカさんが、此方を見ながらジュースを飲んでいる。


「嫌です〜。そもそもボクは、お兄ちゃんにあんなに激しくされちゃったんだから、もうお嫁に行けない。だから、責任とってね?お兄ちゃん」


あれ?


前にも、こんな事があったよね?


そう、カオリが悪ふざけして皆の前で、有りもしない事を宣った時だ。


あの時は俺がキレて、ルシファーを抜きかけたっけ?


なんだか、遠い過去の話みたいだな。


「ちょ、ちょっと!押さないで、バレちゃうでしょう!?」


「だって、もう少し近付かないと、声が聞こえないじゃないですか?それに浮気現場なのに、更にまた一人増えてますよ?リョウさん、酷い!」


「・・・リョウ様、やっぱり私の事は遊びだったんですね。訴えますよ?」


「リョウ!?なんで次から次えと、新しい女の子が増えてるのよ!!やっぱりお前は、一級フラグ建築士か?帰ったら、お仕置きよピィちゃん!!その後は、ママと二人で仲良く生きて行きましょうね?」


「・・・ピィ、ピピィピピピィ、ピィピピピィ、ピィピィピピィ!ピピィピィ・・・」[・・・パパ、流石にそんな小さな娘に、手を出すのはマズいと思うんだけど、でもカオリママの意見に賛成!お仕置きだね・・・]


「リョウ〜、モテモテだね〜。どうしよう〜、お姉ちゃん〜?このままだと、私たち置いていかれちゃうね〜」


「・・・大丈夫、マリー。いざとなったら、実力行使」


あれ?


なんだろう?


何だか、懐かしい声が聞こえた気がしたな。


まさか此処に、カオリや珊瑚、施設の皆が来てる訳ないよね?


アハハ俺、疲れてるんだな。


今日は朝から、ユカさんにドキドキしっぱなしだったし、めぐりちゃんの一件もあったから、疲れてんだ。


うん、だから光学迷彩を使って、矢鱈と近付いて来てる一塊の集団は、きっと気の所為なんだよ。


そう、光学迷彩の範囲外から、赤い尻尾とか見えてないしね。


「・・・皆さん、どうされたんですか?」


光学迷彩の集団が、ユカさんの一言でピタリと停まった。


「に、ニャ〜!」


「こ、コケコッコー!」


「ピ、ピギィー!」


「え、えっと、わ、ワンワン!」


「お姉ちゃん〜、お腹空いたね〜」


「・・・マリー、此処はフードコート、後で食料を調達する」


「皆さん、それではバレてしまいます。もっと隠密性を上げないと、隠密性を上げるのも、乙女の嗜みですよ?」


「皆さん、此方にどうぞ?」と、ユカさんが光学迷彩集団に声を掛けた。


「ぐ、偶然ね!リョウ、たまたま通りかかっただけなのよ?」と、ネアさんが言い「リョウさん、酷いです!私と結婚して、小さな庭付きの家を建てて、其処で子供と三人で暮らそうね?って、言ったのに」と、ゴモリーさんが相変わらずの妄想全開で、押しかけて来るし「ピギィ!」[パパ、どうして外に出ると女の子が増えてるの?パパは、甲斐性があるけど、小学生にまで手を出すのは、流石にマズいと思うの]と、珊瑚が光学ディスプレイを俺に見せて抗議し「リョウ、ピィちゃんも言ったけど、なんで女の子が増えてるのよ?お前、本当は上◯さんなんだろう?」と、カオリにツッコまれ「リョウ〜、お腹空いた〜」と、マリーさんが席に着き「・・・取り敢えず、ジャンボパフェでいい」と、リリーさんも席に着き「リョウ様、このメガネを私にプレゼントした時、『君の笑顔は、なんて可憐なんだろう。出来る事なら、この世の全てを敵に回しても、君を奪い去りたい』と、言っていたのは、嘘だったんですね?訴えますよ?」と、ミリィさんが光学迷彩マントを、綺麗に畳みながら此方にやって来た。


「なんで皆さん、此処にいるんですか?」


俺は一気に現実に引き戻され、皆を見ながら言った。


「お兄ちゃん、この人たち誰?えっ!?レッドドラゴンの子供?カワイイ〜!!」


「こんちには、皆さん。後、はじめましての方もいますね。私は、ユカです。宜しく、お願いします」と言って、ユカさんが挨拶する。


取り敢えず全員、席に着いたな。


今日、俺はユカさんとデートだった筈、なんだけどな?


・・・おかしいな。




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