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異世界転生  作者: MSZ-006
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木人が頑張ってくれた様で、先程はすぐ終わった組手が、今度は10分程続いている。


カオリと珊瑚の動きを見て、学習したらしい。


格闘プログラムが入っているとはいえ、凄いな木人ゴーレム。


組手が終わり、木人と珊瑚が此方に戻って来た。


「ピィ!」[木人、凄いね!さっきより、強くなってる!]


珊瑚が俺とカオリにそう言うと、木人は照れたように頭を掻いて、自分なんて、まだまだですよ的なジェスチャーをする。


動きが、人間臭いな。


運動が終わって、いい時間になった。


木人ゴーレムは、どうしようか?


カオリの次元収納に、仕舞って貰うか?


買ってすぐ連れてきたから、説明書を読んで無いな。


いつも、説明書をよく読まないで失敗するから、今回はちゃんと説明書を読むか。


そう考え、帰ろうかと思ったが説明書を開く。


「リョウ、飲み物買って来るわね?」と、カオリは珊瑚と木人を連れて行った。


「うん。俺は此処で、木人の説明書を読んでいるよ」


木人ゴーレムは、魔力を自動充填するが自動充填できない場合は、手動充填で使用者の魔力を充填する事が可能。


インストールしたプログラムを基に、様々なゲームや格闘訓練を経験し、更に学習能力により性能が上がる。


木人ゴーレムの性格は、使用方法や接し方により決定される。


緊急停止は、付属の緊急停止釦を使用する。尚、緊急停止となった場合、法律により使用状況の確認をする必要がある。


この世界の法律に、ロボット保護法という法律が存在しており、上記の緊急停止釦を使用した際、この法律により使用に問題が無かったか、確認される事になる。


後は、メンテナンスや故障かと思ったら?等の、記載がある。


メンテナンスに関しては、木人ゴーレムが自己判断し、汚れたと思えば風呂に入るし、破損箇所は己で修復する。


食物を摂る必要性は無いが、摂れば魔力として蓄積される。


食事に関しては、前に誰かから聞いた様な話だな。


次元収納に仕舞う事は可能であるが、次元収納内では魔力の充填が出来ないので、外に出しておく方が良いらしい。


「リョウ、戻ったわよ」と、カオリに声を掛けられる。


「木人君に、何か飲む?って聞いたら、最初は遠慮してたけど、珈琲牛乳を指差してね。リョウの分は、同じ物を買って来たわ」


「有難う。珊瑚は、何にしたんだ?」


「ピィ!」[私は運動したから、スポーツドリンク!カオリママは、イチゴ牛乳!]


「そっか。じゃ、飲んだら帰るか」


居住施設に戻り、俺だけ河野さんの部屋を訪ねたが、留守だった。


代わりに、メイド服を着たショートカットのアンドロイドに、要件を聞かれる。


お土産を渡しに来た事を伝え、河野さんがいつ戻るか聞いてみた。


すると、お土産を受け取り、河野さんは現在、行方不明であり不在の間は、自分が全権を移譲して管理するとの事だった。


このメイドロイドは一定時間、管理者が不在になると起動する様にシステムが組まれているそうだ。



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