↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生  作者: MSZ-006
81/90

81


公園に着いて、ネットが無くても出来る、バドミントンをする事にした。


二人組で別れて、対戦だ。


俺は、木人とチームを組んだ。


カオリが、最初に羽根を飛ばす。


家族で、のんびりやるのが良いよね。


キャッキャウフフってしながら、楽しそうにバドミントンをする家族。


俺が求めていたのは、此れだよ!


そんな事を考えていたら、カオリの打った羽根が、超スピードで俺の頬を掠めて行く。


そして、それを平然と打ち返す木人。


そして、其処に珊瑚も加わり、3人で激しいラリーが繰り広げられる。


お、おかしいな?


休日に家族で公園に来て、楽しくバドミントンをする風景じゃ無いよね?


此処だけ、オリンピックの試合ですか?って、レベルなんだけど?


「リョウ、どうしたの?打ち返さないで」


「ピピィ?」[パパ、楽しくない?]


「いや、レベルが高過ぎて、素人の俺にはついて行けない」


まさか、こんなに激しい展開になるとは、思いもしなかった。


何とか打ち返そうとアタフタするが、それが却って木人の足を引っ張る事になり、羽根が地面に落ちた。


無言で羽根を拾い、俺の肩に軽くポンと触れる木人。


きっと、言葉を話せるなら「大丈夫だ。気にするな」と、言ってくれているに違い無い。


「珊瑚、カオリ。すまないが、木人と対戦してくれ」


「分かった」


「ピィ」[残念]


側に座って、ラリーの応酬を眺める。


速すぎて、目で追うのがやっとだ。


暫くすると、「ピィピピィ!」[身体も温まったし、格闘訓練する!]と、珊瑚が言い出した。


格闘訓練?


「分かったわ。今回も、火炎は無しね。でも今日は、木人君も居るから、私と交代でやりましょう」と、カオリが答える。


さて、格闘訓練って、一体どんな感じかな?


・・・こ、怖え!


格闘プログラムが入った木人を、簡単にのしてるし、何より動きが速い。


俺じゃ、絶対に相手できない。


珊瑚って、こんなに強かったの?


木人の次は、カオリが相手だけど、お互いに五分五分のいい勝負をしている。


珊瑚が高速で回転して、尻尾で打撃を与えるが、カオリは腕で受け止める。


その反撃に、カオリのハイキックが空を舞う珊瑚の側頭部を狙うが、珊瑚は防御し片腕を蹴り足に絡めてカオリを投げる。


因みに、今日のカオリはズボンだよ?


いつから、こんな格闘訓練してたんだ?


のされた木人は俺の隣に座り、カオリと珊瑚の格闘を眺めている。


ふと、木人が俺の方を見る。


そして、お前は参加しないのか?と、ゼスチャーで聞かれる。


それに対して「いや俺じゃ、殺されて仕舞うから無理」と、答える。


俺は肉体的に強化されてるとか、格闘のプロって訳じゃ無い。


前世で、ちょっと武道をかじった程度の存在でしか無い。


だから、カオリと珊瑚の組手の相手をするなんて、命懸けの行為は出来ない。


そんな会話?をしていると、カオリが此方にやって来て「木人君、交代して?ちょっと、休憩!」と、言って俺の隣に座った。


木人は、コクリと頷いて立ち上がり、珊瑚の元に行く。


「いつから、あんな格闘訓練してたんだ?」


「この間、リョウがピィちゃんのネックレスを、買いに行った時よ?」


うん、ついこの間だね。


「あの日、ピィちゃんのご機嫌が凄く悪くて、運動がてら私が組手の相手をしたのよ」


「うん。本当に、すまない。有難う」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。