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異世界転生  作者: MSZ-006
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午後からミリィさんに案内して貰い、ロボットメーカーを尋ねる。


「ようこそ、ミリィ様。お待ちしておりました」


「こんにちは。リョウ様、此方はロボットメーカーのオーナー、サミュエルさんです」


「はじめまして。サミュエルと申します」


「はじめまして、リョウです」


仕立ての良い、スーツ姿のサミュエルさん。


俺の見立では、30代前半かな?


ちょいワル風なオッサンって感じか?


「本日は、戦闘ロボットを見に参りました」


「いつも、有難う御座います。此方へどうぞ」


随分とビップ待遇だけど、ミリィさんは此処の常連なのかな?


「リョウ様、此方の会社は御主人様が色々と、支援している会社です。信用出来る会社ですので、御安心を」


「当社は河野様に色々と支援して頂き、新たなロボットの開発や発掘をしております」


発掘?


遺跡発掘で、ロボットを発掘してるのか?


「遺跡発掘で、ロボットが出るんですか?」


「はい、古代遺跡では様々な物が発掘されます。用途不明の物から、巨大ロボットまで、本当に様々な物が発掘されます。発掘は国が主体となって動いて居ますが、其処に我々の様なロボットメーカーが参入できるのは、河野様とミリィ様に支援して頂いているからなんです」


河野さんって、結構スゲぇ人なんだな。


「此方は、市販品の戦闘ロボットです」


そう言って、連れて来られたのは工場の一角。


ディスプレイに、様々なロボットが映し出させれている。


ターミネー○ーっぽい奴から、ロボットアニメに出て来そうな奴、それから動物型まで、此処に有るのは一番デカくても高さ2メートル程度らしい。


他にも様々なロボットが有って、全長が何十メートルという巨大ロボも存在するそうだ。


「リョウ様は、次元収納があるロボットを探しております。後は、荷台を付けて頂きたいのですが」


「なる程、では此方は如何ですか?」


サミュエルさんが、ディスプレイを操作して、画面を見せてくれる。


其処に映っているのは、幌車を引く牛のロボットだ。


「此方の牛ロボットですが、最高時速200キロ、動力は魔力エンジンを採用しており、次元収納は有りませんが、武装は自由に選んで頂けて、戦闘もある程度こなせます。幌車は次元収納付きの幌車です」


ふむ?


次元収納付きの幌車か。


「次元収納付きの幌車は、どれ位の量が入りますか?」


「そうですね。一般的な次元収納を10m³と考えて、大体300倍程です」


此れは、凄い量が入るな。


「お幾らですか?」


「有難う御座います。牛のロボットが40万円、幌車は130万円です。後は、武装費用ですね」


「では、此方を買います。後、武装は・・・」


取り敢えず、牛のロボットと幌車を購入しました。


武装は、近接戦闘用に頭の角と、両肩に魔力バルカン2門収納、両腰に超小型魔導多連装ミサイルランチャー2基収納、背中の上に魔導レールガン1丁収納、ミリィさんのお陰で大サービスして貰ったが、お金が随分減って仕舞った。


でも、後悔はしていない。


何故ならば、俺はロボットが欲しかったんだ。


いや、ホイ○イカプセルもどきも欲しいけど、やっぱりロボットが欲しいじゃん?


合体変形は、男のロマンだよね。


それに稼ぎが良ければ、すぐに買えるよ。


次の日、今度は俺一人で外に行く。


ミリィさんは用事があるそうで、河野さんの所に居る。


牛ロボットにはナビも有るから、迷う事も無く帰って来れる。


それに、次元収納付きの幌車も買ったし、一晩程度の野宿なら問題無い。


今度は、山に行こう。


山の方は、遺跡発掘の現場があるらしいが、其処は近寄らない様に遠回りして行こう。


俺は、遺跡発掘とか向いて無いと思うんだ。


壊す方が、得意だからね。


1時間ちょっとで山に到着、取り敢えず狩りを開始しますか。


キラーハウンドが居る。


コイツラは、知能が高く仲間と連携して狩りをするモンスターだ。


数匹居るのは、分かっていたが侮っていた。


まさか、10匹以上の群れが居るなんて思いもしなかった。


牛のロボットも、頑張って戦ってくれたんだよ?


所が、キラーハウンドが遠吠えしたら、出るわ出るわ。


40匹近くの群れになって、戦闘を続けていたが急に足元が無くなった。


地面が陥没して、俺と牛のロボットと幌車、後キラーハウンド1匹が穴に落ちた。



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