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心情  作者: 拓海
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4/5

告白

博物館をでた後、最寄り駅までは公園があった

その中を散策しながら博物館の感想を述べた

とても大きな博物館で、1日で見切れなかったのでまた来たいという話をした


そこからなぜか告白された

今でもよくわからない

なんでそんなことした?


正直彼に好意はあった

でもそれが恋愛したいほどのものかというとそうではないのだ

私にとって恋愛とはめんどくさいものという認識である

そんなところに友人と信じて疑わぬ彼からの告白である


彼からはアピールしていたと後程聞かされたが、28年の人生の中で異性からの好意は数えるほどである

それも年齢一桁の頃の可愛い思い出か、先輩のように親の方が歳が近いオジサンからの好意かの二択である

正直アピールとは思っていなかった


告白されて、一瞬で脳内をさまざまな感情と考えが巡った

私から彼への好意はそこそこ前に自覚したが、恋愛はめんどいので、無いなと仕舞い込んだものである

バレていない自信はある


先輩のように、仕事の関わりがないからブロックしても良いかというと彼はそうではない

めちゃくちゃ仕事で関わる

プロジェクト終了後、彼は私と同じ上司の下で働いているのである

担当業務は違えど、近い席だし仕事上の関わりは多い

というかめちゃくちゃ頼っている

断ったら仕事上どうなるのか…


今日帰れるかな

アホみたいな話だが、当時確かに頭をよぎった話である

道中のチケットは彼が取ってくれたのである

支払いは帰りに清算と言われているのでまだ支払っていない

振ったばかりの相手と仲良く隣で3時間過ごせるかと言われたら無理である

この便利な時代スマホと金は持っていれば大体のことはどうにかなるので物理的に一人で帰ることは出来るが心情的に晴れない


なんてことを言ってくれたんだ

恋愛しない結婚しないという話で盛り上がれる友人が失われた悲しみである

適齢期を過ぎ、周りからも言われることのある話を同じ価値観で盛り上がれる相手と認識していたのである

とんだ裏切りである


そして私から出た返答は承諾である

自分でもびっくりした


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