表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームで人を殺してなぜ悪い!? ~私の彼氏はPK(プレイヤーキル)職人~  作者: ネガメガネ
第2章 早くレベル400ぐらいになってください。えっ、私、まだレベル4なんですけど…
110/985

第110話 私を助けてくれる人達が私をぼっちにした

 報音寺君の銃口から私では数え切れない程の光の弾がRDHランダムデスハッピーに突き刺さる。

 ライトニング・ソリッド・ショットと呼ばれた技が真に凄まじいのはあれだけの弾丸を一発たりとも祥君に当てていない点だ。この距離で祥君を避けて99999の弾が当たるのは技の特性なのか、報音寺君の持つスキルなのか。そういえば、私は報音寺君が狙いを外したところを見たことがない。

 しかし、RDHランダムデスハッピーは未だ健在。99999の弾の直撃をうけたはずなのに微動だにせず、未だ祥君と力比べを続けている。


 「むしろ避けるまでもないって感じかな。やっぱ、この銃じゃあれぐらいのダメージが限界か~」


 報音寺君ががっくりしたような感じで分析している。神相手の戦闘なんだから出し惜しみせず、最強の武器で勝負してほしいが彼にも彼の事情があるのだろう。ボランティアにしてはよくやってくれている。私と彼の繋がりではこの程度が限界ということだろう、ここはまだ彼の戦場ではないのだ。


 「問題ない。牽制と回復役に徹しろ報音寺。攻撃は私とショウが通す!」


 ようやく動けるまで回復した渚が叫び、膠着状態の2人の間に割ってはいる。


 「劫火旋風突!」


 渚は剣に炎を纏った突きをRDHランダムデスハッピーの額めがけて撃つ。しかし、RDHランダムデスハッピーは攻撃がヒットするまでに左手で渚の握り手を強襲する。だが、渚の技が霧散化することなくRDHランダムデスハッピーの額に直撃する。


 「ぬぉぉぉぉ!!!」


 RDHランダムデスハッピーの苦悶の声が漏れる。


 「どうだ! 多重制御に頼らなければ誰が戦闘中に武器取落ファンブルなんて起こすものか!」


 しかし、せっかく攻撃が入ったのに次の瞬間には超自動回復オートヒールが発動し、傷口がみるみる小さくなっていく。RDHランダムデスハッピーは擬似時間転移とか使ってくる回避重視のキャラクターかと思っていたが固さと回復も持っているのか。さらに先程、祥君が喰らわした冥王朧十字蓮撃の傷も既に全快している。攻撃、回避、防御、回復と四拍子そろってつけ入る隙がない。さらに頭もずば抜けていい。これが神との戦闘というものか。

 その後も私の目の前で攻撃は祥君と渚。回復、牽制は報音寺君とRDHランダムデスハッピーとの一進一退の攻防が続いた。

 しかし、戦闘が凄すぎて入る隙さらない。そろそろ、私も戦闘に参加しなければ! 私は攻撃に参加すればいいのか? 報音寺君の手伝いをすればいいのか?

 

 「渚! 私は何をすればいい?」


 分からなかったんでもう聞いてみた。


 「お前はイレギュラー役だ。存在そのものがびっくり箱で戦局を変える切り札だ。自分の心のままに行動しろ!」

 

 うーむ、体よく騙されているような・・・結局、何をすればいいんだ。


 読んで頂きありがとうございました。明日の投稿は朝10時を予定しています。よろしくお願いします。ブックマーク、感想、評価、メッセージなどなんてもお待ちしております。軽い気持ちでポチっとをお願いします。皆様のポチっとが私の創作のエンジンですので。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ