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魔王、嫁いだら地獄でした

「魔王よ、床を磨きなさい」


結婚初日、最初に言われた言葉がそれだった


「...え?」

私は思わず聞き返した


ここは人間界の王城

私はこの国の王子と結婚したばかりだ


長きに渡る戦争の終結

魔界と人間界の和平の象徴として


「何をぼさっとしているのです、床は毎日磨くものでしょう」


目の前には王子の母、つまり姑だ


「あの...私は一応元魔王でして」


「だから何です?」

「魔王であろうと、この家に入った以上嫁です」

「嫁は働くものです」


ヤバい...強いんですけど

ん〜力とか魔力じゃなくて、圧が強い


「はい...」

世界を震えあがらせていた私が...

雑巾を渡されている


屈辱だ、消してやろうか...

まだ新婚だし大人しくすべきか...


魔王は黙って床を磨く


「ずいぶん手際が悪いわね」


「すいません、やった事なくて」


その時

「お義姉さま、頑張って下さいね」


振り返るとそこには、ローブに身を包んだ少女が


「この子は私の孫のペリンチョ、聖女をやっておるよ」


...聖女(他に名前なかったか?)

人間界最強戦力の一角

なぜそんな者がここに...


「しっかり仕事して下さいね」

「いざとなれば、ちゃんと討伐しますので安心して下さいね」


コイツヤバいな、てかこの家ヤバい


「ほら手が止まってますよ」

「お婆様、あそこも汚れてますよね」


これ嫁イビりじゃね?

いや違う、魔王イビりだ


私はただ無心に床を磨いた


「いいでしょう」

でわこれから朝の厨房を任せます


「え?」


「当然です、嫁なのですから」


「はい」(消してもいいかな?)



平和なはずな結婚生活...

今日から新婚なのに王子どこいった...






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