表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生者は不遇を受けるようです  作者: 星になった少女 えり
第二章 地下ショッピングモール編
79/136

第78話 敵の居場所はおいしそうな匂い?壁を壊して、奴を探せ!


「うぅーー……、あぁーー。」


 なかなか見つからない。そういえば、この研究室のつくりは入るときは割と入りやすく、出るときは出にくい構造になっている。そのせいで、色々な回り道が+存在していて、脳で行動していない私にとっては、完全に不利な状況であった。


「あぁーーー!」


 壁がうっとしくなったので壁をぶち壊した。案外もろくて、崩れてくれた。これである程度抜けやすくなった。


「ああああぁーーーーーー!」


 一枚壊したので、そのあとからはなんの躊躇もなく壁を破壊し続けた。これにより、大幅な短縮につながった。


「あぁ…………。」


 壁を破壊していくと、場所の雰囲気が変わった。なんだろう、ここは懐かしい気がする。


「うぅ?」


 近くに何か落ちていた。これは……、ペットボトルであった。


「……。」


 この時の私ではわからなかったが、それは私がさっきまで働いていた場所だった。お母さんからもらって隠しておいた、水のペットボトル。それが出てきたのだった。


「うぅ……。」


 ここからは壁を破ると危険な気がしたので、壁を破らずに行くことにした。これは体が勝手にそうしようとしたのだった。




「何とか脱出できましたね。」

「あぁ、そうだな。」


 あの機械を解体していったら、いろんなものが出てきた。ちょっとしたエロ本やらR18指定のDVDだったり、こんなのは見せられないような大人のおもちゃであったり。なんでそんなものがと思ったが、きっとこの場所は、あの人が大事にしたいものの保管庫だったのかもしれないな。


「でも、ビックリですね。まさか、あの中にダイナマイトが入ってるなんて。」

「それがなかったら、積んでいたかもな。」


 そう、そのエロ本やら18禁DVD以外に色々と不思議なものが入っていた。よくわからない薬や試験官。それは試す気にはなれなかったから置いて行ったけど、眠り薬は持ってきた。ほかには、謎の粉もたくさん出てきた。何か全くしもわからなかったため放置した。そして、非常食。ここで生き抜くつもりか? っていうぐらいの食料があった。少し拝借させていただいた。そして、ダイナマイトと剣。そのダイナマイトを利用して脱出が出来たのだった。剣は万が一のためにもらっていった。その他にも色々とあったがそれぐらいだけ拝借した。


「どう考えても、ここで何日も過ごせるようになっていたよな。」

「そうですね。」

「きっと、裏切られたときにを考えて残しておいたのかもしれないな。あいつは、色々とそういったところをしっかり管理するタイプとわかったからな。」

「そうかもですね。」


 おかげさまで助かったが。一つの手として、そこでおとなしく居残る手もあったが、もうひとりの仲間が心配だった。万が一あのバケモノに襲われていたりしたら……。


「とりあえず、合流を目指すぞ。」

「了解です!」


 二人は合流すべく、移動を開始した。




「ふむ、ここがいいですかネ。」


 彼が決戦場所として選んだ場所は、かつての食堂であった。


「ここでしたら、持久戦になったところで、周り食料があるので大丈夫ですし、なにせ私のスキルはお腹のゲージをやたら使いますからネ。」


 食べながら戦う、そういった戦法をするつもりらしい。


「さて、彼女はいったいどこにいるかネ。」


 洞窟の中にちりばめられた監視カメラを見た。


「……思ってた以上に速いですネ。壁をぶち壊してきましたか。流石ですネ。」


 もうちょっと時間稼ぎができると踏んでいたが、そこまで効果がなかった。


「しょうがないですネ。私も、準備をするとしましょう。」


 彼は座禅をして戦いの時を待とうとした。


 ……ぐぅーーー。


「お腹が減りましたネ。」


 お腹がすいては最高の力を出せない。特に私のスキルでは。


「そうですネ。まだ余裕がありそうですし、料理をしましょうかネ。」


 彼は料理を作り始めたそれが大きなミスにつながるとは……。





「うぅ……。」


 壁を破壊しなくなったため、探す効率が悪くなってしまった。


「あぁーー!」


 私は、壁を殴ろうとしたが、思いとどまった。きっと、私が作ってきた道を壊すのはやっぱり無理だった。感情輸入ってやつだと思う。


「……う?」


 なんかいい匂いがする。とてもおいしそうな匂い。


 ぐぅーー。


 私のお腹が鳴った。そういえば昼ご飯後は何も食べていなかった。それはお腹も減るわけだ。


「うぅーいぃーー。」


 私はおいしそうな匂いに誘われて、そっちの方向に向かった。





「……うぅ?」


 私が行きついた場所は食堂であった。匂いはここから匂っていたのだ。


「うぅ!」


 私は、中に入って確認しようとした。なんも考えずに。だが、入った瞬間に無数の場所から矢が降ってきた。


「あぁーーーーー!」


 体が大きいため何発が当たってしまった。


「お腹がすいてしまったので、料理をしていたら、まさかここにもうたどり着くとは……流石ですネ。」

「あぁーーーー!」


 目の前には、私の倒すべき相手がいた。とうとうここで八合わせてしまった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ