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第21話 いきなり実践授業!?女性は絶対にいじめちゃダメ!後が怖いぞ。


「うぅ……。」

「早絵!目が覚めたね。」

「なんかさっきまでの記憶があんまり覚えてないんだけど……。」

「あぁ……うん、思い出さなくてもいいと思うよ。」


 扉を閉めだしたときの記憶がないのなら、教えない方が吉であろう。あぁ、でもこのまま外に出られたらまた気を失っちゃうし……うまくだました方がお互いのためだな。


「私、さっき一体何が起こったの?」

「言うの忘れてたんだけど、普通の服のまんま外に出ると、暑くて暑くて死にかけるんだな。」

「え!?」

「だから、外に出るときは体操服しか無理ってこと。」


 早絵の頭の上に'驚愕'の文字が浮かんでいるように見えた。これはめっちゃ驚いてるな。


「え、……えぇ、……え!?」

「まぁ落ち着きなよ。つまり、体操服着とけば問題ないってことだよ。」


 早絵はわたわたしてた。とりあえず、落ち着いてほしいな。なかなか話が進まないし、後に教育施設行かなきゃだし。


 数分後。



「……ふぅ。」

「やっと落ち着いたな。」

「まぁね。当たり前でしょ?」

「めっちゃ時間かかったけどな。」

「ぐぬぬ……。」


 いや、本当に悪いことしたな。まさかちょっとしたおふざけでこんなことになるとはな。


「ところで希心。一体何が起こったのか説明してくれる?」

「はいよ。まず、この世界の太陽は前いたときの太陽より日差しが強いんだ。だから普通の普段着で外に出かけるとひどい目に合う。さっき早絵が味わったようにね。」

「あれは、ひどかった。よく死ななかったね、私。」


 まぁ、僕も味わったんですけどね。僕に関して言えばよくこれで体力が減らなかったのは奇跡なんじゃないかな。


「それで、今までは外に出てたのに暑さを感じなかった。ということは、最初に着ていた服なら外に歩けるというわけだ。」

「そうなるね。つまり、私は外に出るときは体操服を着なくちゃいけないというわけだね。」

「そういうことになるな。」

「……正直に言っていい?」

「ん?」

「私達ってどうしてここまで不遇なんだろうね。服買えられないとか、女性としてはかなりのショックを受けるね。」

「あれ? さっき常時ジャージって言ってたような……。」


 早絵ににらみつけられた。あぁー怖いわ。


「まぁ、確かに女性ならファッションとか興味ある人いっぱいいそうだしな。」


 何とか回避した。希心は早絵のにらみつけるから回避をした。


「とりあえず、体操服に着替えてくるね。あ、あと、今の時間何時?」

「えっと……」


 僕はスマホを取り出した。


「うわ、もう8時20分じゃん。」

「これは、ダッシュね。」

「えぇ……。」


 その後体操服に着替え終わった早絵と共に教育施設に向かった。昨日に引き続きダッシュをする羽目になった。女性をいじめた報いを受けてるみたいな感じだな。以後気を付けます。




「では、今日の授業を始める。」


 小鳥遊先生がそう言った。……ってここどこだよ。

 周りは押し茂った森みたいな感じになってる。お日様は木の陰のおかげで熱くない。今、うまい事言ったでしょ?


「まるで、ジャングルみたいね。」


 早絵が車いすで動きずらそうにしている。確かに車いす的には嫌な場所であるな。草とか絡まりそうだし。


「確か……アマゾンの教室でしたっけ。ここには亜熱帯雨林というのをモチーフにしてるみたいですよ。」


 金髪デブの御剣がそう答えた。コイツ、ほんと頭いいよな。

 少し時間を巻き戻そう。


 時間は8時55分。僕らは教室にたどり着いた。もちろんながら僕らが最後だった。もうすでにみんなは座っていた。


「これで全員来たようだな。」


 すでに教卓に立ってた小鳥遊先生が手に持ってた紙にチェックマークを付けた。もちろんペンなしだ。ほんとどんな仕組みだろうな。


「では、これから授業を始める前に、今日の授業内容をさきに言いたいと思う。」


 一体今日は何をするんだろうか。まだ基礎中の基礎ができてないからな、僕。なるべくこの世界のことを知れるものがいいなぁ。


「今日はかなり実践向けな授業をしたいと思う。森林の中でモンスターを3体倒すんだ。何人係でも構わない。みんなで1つの敵を倒すと全員に1体ずつ加算される。無事に3体押し切れたら昼食だ。」


 周りがざわめついた。


「いきなりそんな授業をするのか……。」


 まだ何もいろはすら教えてもらってないのにいきなり実践ですか。この調子で大丈夫なのかな?

 周りを見てみるとみんなの目が挙動不審になっていた。だよね、きっとみんなも怖いよね。


「なに、死ぬことはない。もちろんHPが0になったらこの教室に強制送還されるから安心しろ。」


 そういわれましても、怖いものは怖いです!


「では、さっそくその教室に向かうとしようか。」


 みんなの顔がドヨッとしている。みんなの足取りもかなり悪い。


「いきなりの実践方式の授業。僕らは試されているのか?」


 僕はそう思った……が、今それを解明する方法はなにもない。


「まず、その教室に入ってから考えよう。」


 いま、考えたところで答えなんて出ない。僕らは先生の後について行った。もうどうにでもなれー。



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