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19話 超大型機械。

 『Neutron Star Simulator』、この機械は、

 とても素晴らしい。

 その大きさも然ることながら、洗練されたその見た目は、

 見るもの全てを魅了する、"魔力"があると言える。


 漆黒の枠にはめ込まれているガラスは、薄っすらと虹色に光る。

 内部には、超巨大な筐体内を、埋め尽くすほどの中性子星が、鎮座している。


 その周りを覆うように、複雑かつ、美しい、

 半透明な機構が、敷き詰められている。


 この機械を作った時私は、

 パウルが言うには、


 白目を剥き、頬を紅潮させて、よだれを垂らしながら、

 この機械を見つめていたらしい。


 機械が稼働を開始すると、

 辺りに超大音量の、重低音が鳴り響く。

 耐性のない者ならば、まず耐えられない音量だろう。


 内部の中性子星から定期的に、空間を歪めつつ、『核パスタ』が放出される。

 『核パスタ』は、あまりの質量に、裸で持ち歩こうものなら、

 星が滅ぶだろう。


 その質量を、質量発電機に投入する。

 その後は、容易に想像出来るだろう。

 そう、超膨大な電力を発電する。

 2の48乗W。

 まさに規格外そのものだ。


 その一連の動作を、ノーリソースで行う。

 この重大さは、説明すら不要だろう。


 現に、この機械が出来てから1週間程で、

 チャプター3の範囲のクエストを、全てクリアすることが出来たのだ。


 この機械を作成することが出来れば、

 他の超大型機械の作成も、赤子の手をひねるよりも、容易だ。

 この大電力の前に、大量のゲート素材など、

 塵芥も同然だ。


 実際のところ、この『Neutron Star Simulator』は、

 チャプター4の、最初のクエストで要求されている機械だ。

 進行を無視してでも、これを作ったことで、

 チャプター3の、ほとんどのボトルネックを、踏み倒すことに成功した。


 最高だね。


 しかし、進行を無視して作ったから、

 流石に時間は、かなりかかったね。


 それ相応以上の性能だったから、なんでもいいけどね。


 気分的には、もう完走した気分だね。

 もうそろそろ終わっていいよ。


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