17話 追い上げ、失敗。
超大型機械、『Neutron Star Simulator』が出来た。
どうやらこれは、中性子星をシミュレートして、
ノーリソースで核パスタを生産することが出来るらしい。
そして、核パスタは超膨大な質量を持つため、
質量発電機にぶち込むと、エッグい量の電力を発電してくれた。
2の48乗W。
つまり、281TWの発電だ。
最高だね。
『Neutron Star Simulator』は、高さ256mの正6面体だ。
クソデカくてロマンたっぷりだね。
このまま全力で、開拓を進めよう。
「張り切ってるところ悪いけどよ、人類の進捗がもう90%を超えてるぜ」
「は? 何があった?
こっちはまだ、進捗73%くらいだぞ」
「どうやら、『インテリジェンティア』とか言う組織が、
『レッサープログラマブルロジスティクス』の、ラッパライブラリを作っていたらしい。
更に、開拓のセオリーまで周知したり、
Lua Universeとか言うプログラム共有プラットフォームを作っていたらしい。
これは俺の、情報収集不足だった。
本当にすまない」
「そうか、……ヤバくね?
Lua Universeとか実質GHじゃん。
これまでは、そんなライブラリなんて作られてない前提だったけど、
それがあると、まともな人員が億単位で、物量攻めしていることと同義だな。
本格的にマズくね?
『Xtreme Larger Assembler Matrix』に執着して、5日も溶かすんじゃなかったな……」
「情報収集を怠った俺の責任だ。
ちゃんと最後まで、働ける限り働くぜ」
「そうか、頑張れよ」
「冷たいなおい」
「うるさい黙れ。口より手を動かせ」
マズい。
かなりマズい。
だが、悩んでいてもどうにもならない。
せめてやれるだけやってみよう。
発電が超加速したおかげで、機械の速度自体は超早い。
おかげで、次の超大型機械もすんなり作ることが出来た。
だが、進捗率はどうだ?
こっちは85%くらいだが、人類側はもう95%だ。
ここは潔く、負けを認めるべきだろう。
それはそれとして、開拓はするけどね。
どうせ報酬が貰えなくてもダメで元々だし。
そうして、3個目の超大型機械を完成させた段階で、
人類の進捗率は100%になった。
私の負けだ。
反省はしている。
後悔はしていない。
楽しかったもん。
(どうも、この世界の神です。
人類、勝ったねー。
人類には、『レッサープログラマブルロジスティクス』を、
『プログラマブルロジスティクス』に進化させるという報酬を、
与えるよー。
有効活用してねー。)
勝負は終わった。
それはそれとして開拓を進めて、4日程でチャプター3を完遂した。
あれ無ければ勝ててたじゃん。




