15話 誤算。
誤算だ。
大型機械を目指すところまでは良かった。
問題は順番だった。
アンオブタニウムの素材の加工が、重すぎる。
王金魔鋼までは、なんとかなったのだが、
ヘキサインジウム・テトラバリウム銅チタネート酸化物を作る為に使う、
化学反応室の性能が、全くもって足りていない。
スキル『ボトルネックビジュアライザー』があっても、
前提から崩れてると、駄目だね。
クエストの順番に従って、Massive Large Chemical Reactorを作るべきだったな。
もう人類側に進行が追いつかれている。
これは良くない。
今からでも、Massive Large Chemical Reactorを作ろう。
王金魔鋼に、オリハルコンを混ぜ込んだ、天金魔鋼。
それを溶かした、溶融天金魔鋼を37748736L。
それと、究極型V5化学反応室256個で、
Massive Large Chemical Reactorは作ることが出来る。
パウルには、機械のアップグレードをやらせつつ、私は実際ににラインを組む。
そうして、Massive Large Chemical Reactorを完成させた頃には、1週間が経っていた。
「お前、そろそろ休んだ方が良くないか?」
「いや、ようやくMassive Large Chemical Reactorが出来たんだ。
これからでしょ」
「無理はするなよ」
「うるさい黙れ。自分の体調は自分で管理運営だよ」
パウルは私のことを、心配してくれている。
それはわかるが、開拓のほうが大事だ。
Massive Large Chemical Reactorを作ったので早速、化学反応室を全て置き換える。
やっぱり、大型機械はいいね。
ありえんくらい早いし、省電力だ。
ありがとう神。
こうして、化学反応加工が爆速になったことで、連鎖的に、
Xtreme Larger Assembler Matrixも作ることが出来た。
これによって、大型機械を作るのに必要な、各種最上位小型機械は全て揃った。
5日程ロスしてしまったが、ここから追い上げていこう。
やれるかじゃない。
やるよ。
-人類の進行度-
62%




