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ウェポンマスターと第二の試練 ②

今日から毎日更新再開します。

雨のせいでテスト範囲も狭くなったのでというこてでです。

何体倒しただろう。

30体?いや50?いいや違うもっと倒してる。

いくら倒しても数が減らない。


「これが耐久の試練なのでしょうか。流石にもうキツくなってきましたね。」


腕に力が入らない。

剣を持っていた腕が下がるのと同時に足も止まる。

体力の限界。

ゲームであっても疲労は感じる。


モンスターは、これを絶好のチャンスと捉え私に棍棒を振り下ろす。だか、その攻撃は私には当たらなかった。


「お姉ちゃんしっかりして」


アイカちゃんが私を庇ってくれた。

アイカちゃんは先ほど使っていたライオンのぬいぐるみの上にまたがりその後ろにペンギン、クマ、犬、猫などのぬいぐるみを従えてモンスターを倒していた。


「ありがとうございます。アイカちゃん。」


「も〜完全にへばってるじゃない。私の後ろに乗ったら?」


アイカちゃんはライオンの背をポンポンと叩き私の乗る場所があるということを示す。


「それじゃお言葉に甘えます。」


アイカちゃんと共にライオンの背にまたがった私は、残る力を振り絞り剣を振るう。

ライオンの背になっていて気づいたが、どうやら私のいる場所が集中的に狙われていたようだ。


「オキタさん!!」


オキタさんも押されてきているようだ。

どうにか加勢に行けないものか。


「俺が援護する。 お前らは奥にいる司令塔らしきモンスターを叩け!」


シュートは、指を指し司令塔らしきモンスターの場所を教えてくれた。

指の指された方向を見ると確かに他のモンスターより二回りほど大きいモンスターがいる。


シュートを信じオキタさんの援護を任せ、私たちはその大型モンスターのもとに向かう。道を塞ぐように現れるモンスターはアイカちゃんのぬいぐるみ軍団に蹴散らされる。哀れです。


「お姉ちゃんあれって」


「デカいのが親玉だと思いましたがあれが親玉ですね。」


私たちの目の前には、アークキングは映らない。

ここから見るとオークキングもオークジェネラルに見える。その理由は私たちと同じ人によく似た姿をした、オーガの上位種。

『鬼人』だ。





「ほ〜なかなかやるな人間。この試練をここまで耐え切ったものはいなかったぞ。」


「あなたを倒せばこの進行は終わるんですか?」


「ああ、そうだ。 俺の名は羅鬼(らき)。かつて羅城門にいた鬼。酒呑童子よりかは弱いと思ってるが、他の鬼よりは強いはずだぜ?」


「名乗り…ですか。なら私も。 《Gift seed》第一回イベント一位 ウェポンマスターイシュタル。」


「私も名乗りする! 私は《Gift seed》第一回イベント三位 ぬいぐるみ使い? のアイカ」


アイカちゃんなんでぬいぐるみ使い?って?つけるんですか。

でも羅城門があったのは確か平安時代でしたよね?その時代の鬼ってとても強いらしいですから油断は禁物ですね。


「おら!!行くぞ!」


その声が聞こえたと思ったら私の眼前に羅鬼はもう迫ってきていた。


「なっ!!」


だが攻撃は当たらなかった。

アイカちゃんのサポートだ。アイカちゃんは大きなクマのぬいぐるみを出しておりそれで防御、攻撃をしているようだった。

アイカちゃんが私を守ってくれたおかげで短剣を出す時間を得られた。


こんなに素早い敵を相手するなら自分も早くなるか、攻撃に耐えられるだけの防御力を得るか、反射神経で対応するかになるわけだが、私には防御力も反射神経もない。

だからスピードで対抗するしかないのだ。


「はっ!」


私は先ほどまで持っていた操剣をウェポンリングにしまい短剣を出したことで短剣の俊敏プラス値8が発揮され高速で動くことに成功する。


急激にスピードを上げた私に対応する羅鬼は防御に徹することとなる。


「くそっ!なんださっきまで俺の攻撃に反応できないほど遅かったくせに急に早くなりやがって」


スピードを上げた私に防御するのがやっとの羅鬼だがその優位はすぐに終わることとなる。


「はぁはぁはぁ」


「なんだ?もうへばったのか?情けね〜」


「お姉ちゃん!!」


アイカちゃんはライオンとクマを先頭に立たせ小型ぬいぐるみの軍隊を羅鬼に向かわせる。

その間にアイカちゃんは私のもとに走ってきた。


「お姉ちゃん大丈夫?」


「はい。体力は大丈夫ですがスタミナ切れですかね」


先ほど少し休んだといっても何分もずっと動き続けそれにずっと気を引き締めていた。

精神的な疲れとスタミナが切れるのは当然と言えるだろう。


「じゃあ次は私がやるよ。お姉ちゃんは休んでて」


そう言ってアイカちゃんはインベントリから一体のぬいぐるみを取り出す。


「えっ。」


取り出したぬいぐるみは馬?らしきぬいぐるみ。

体は黒く立て髪の部分は青い炎が揺らめいている。


「この子が私の切り札の黒蒼。この子があなたを倒すのよ」


黒蒼と呼ばれたそのぬいぐるみは私のスピード以上に速く羅鬼に近づき後ろ足で蹴り飛ばす。

飛ばされた羅鬼は、回転して着地そのあとすぐにこちらに向かって真っ直ぐ攻撃を仕掛けてくる。


「黒蒼」


アイカちゃんがそう呼ぶだけで黒蒼はアイカちゃんの前に現れ羅鬼の進行を妨げる。


「アイカ! イシュタル!」


後ろから追いついてきたオキタさんとシュートは私たちが戦闘をしているのを見つけ駆け寄ってくる。


「イシュタルあれは何だ?」


「アイカちゃんのぬいぐるみ?ですかね。」


「何故疑問形なんだ。」


「意志を持ってるぬいぐるみなんて知らないからですよ。」


「ああ、あれは私たちのもらったスキル『挿魂術』で魂を入れたぬいぐるみだよ。」


私たちの疑問にオキタさんが答える。

オキタさんによると『挿魂術』は、普通魂の入らないようなものに魂を入れることの出来るスキルだそうだ。


この世界にも魂の概念があるのかと思ったが、この世界は、ゲームだ。魂というのは多分人工知能のことなのだろう。


そう説明してもらってるうちに戦闘がしゅうりょうしそうだ。


「なんだよ。こいつ強すぎねーか? ここまで強い奴は酒呑童子以来かもな。俺はもう負けだ。次の階層が最後だ。 頑張れよ。」


羅鬼はそう最後に言葉を残し光の粒子となり消えた。

その瞬間私たちの周りも光になり消え元の部屋に戻ってきていた。


「次が最後、と言っていた。最後の戦いに挑む前に一休みしよう。 最後ということはそれだけ強い敵がいるかもしれないということかもしれない。体力や魔力の回復をしないと次の戦いには勝てないだろう。」


シュートの提案により一時休憩することになった。

この時私は、ローズ達が死にそうだとは思っても見なかった。

【作者から読者の皆様へのお願い】


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