ウェポンマスターと第三の試練 ①
「もうそろそろ、次の部屋に行こう。」
シュートが私たちに声をかける。
休んでたのはゲーム内での30分ほどその間持ち込んでいたマナポーションを飲み魔力を回復させ、
寝ることでスタミナの回復を図っていた。
今ではほとんど回復しているのでもう次に行ってもいいかな?と思っていた時にシュートが声をかけてくれた。
ナイスタイミングです。
「そうですね。もう次に行ってもいいと思います。」
「私もそう思う。」
「私も〜」
全員の賛成が得られたことで私たちはまた階段を上る。
そこには先ほど見た宝箱があり、
私たちは先ほどと同じ場所の宝箱を開けることにした。
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・変幻の武器 地
この武器は神話の時代に存在したとされる武器のかけらである。
全てのかけらを集めることで真の力を解放することができる。
このままだとただのゴミ。
筋力:+?
魔力:+?
幸運:+?
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・刀のかけら 弐
この武器はとある剣士達が使用した刀の力の集合体のひとかけら、
全てのかけらを集めることで真の力を解放することができる。
このままだとただのゴミ。
筋力:+?
防御:+?
幸運:+?
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・最果ての弓 弦
この武器は全てを射抜くとされる弓。その武器のかけらである。
全てのかけらを集めることで真の力を解放することができる。
このままだとただのゴミ。
魔力:+?
竣敏:+?
幸運:+?
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相変わらずアイカちゃんは中身の内容を見せてくれなかったが、かけらは順調に集まっている。
シュートのアイテムの『最果ての弓』だが先程は弓の前の方が出ていたらしい。
弦も出て使えるのか聞いたがどうやらまだらしい。
「それじゃ最後の試練とやらに向かいましょう。」
オキタさんの声に従い進むが、オキタさんはここまで一緒に冒険しているのだが、どうやらリーダーに向いているようだ。
そう私はオキタさんの背を見て感じる。
部屋を出て階段を登っていくと先が真っ暗だということに気づく。
それでも私たちは気にせず進むが嫌な気がして仕方がない。
階段を上り終えるとそこは山の頂上らしき場所であり先ほどまでの神殿らしき場所のような場所ではなかった。
頂上らしき場所は白い柱はあるがそれは潰れているものが大半で古代遺跡っぽい。
《第三の試練 勇気……》
とアナウンスが流れるが、勇気の後軽いノイズが入る。その直後、信じられないことが起こる。
《ダンジョン影山 ユニーククエスト影の円卓騎士が開始されているため、聖明山ユニーククエスト 表裏一体を開始します。》
《それにより、試練内容の変更。 第三の試練光と闇》
「ユニーククエスト?」
「なにそれ?!」
「知りません。シュートは何か知ってますか?」
オキタさんの落ち着いた行動は皆を落ち着かせシュートにユニーククエストのことを問う。
「知っている。ユニーククエストとは固有スキルなどと同じで特別だということ。 そのクエストは二度と起こらなかったりするものが大半だ。 クリアも難しくクエストの難易度は格段に上がる。 それがユニーククエストだ。」
「それじゃ、このクエスト難しいってことだよね。元々このダンジョン難しいのにもっと難しくなるとか無理ゲーだよ」
確かにそうだ。元々難しいこのダンジョン。
ランキング上位の人達が集まってやっと第二の試練突破できるのだ。それ以上に難しいと考えられる第三の試練がユニーククエストと合体し進化するなど、
普通考えられない。
「おい! あれ見てくれ」
シュートの声にびっくりしたが、シュートのむいている方向を見ると声を失ってしまう。
そこには、二体の全身薄い黒色のシルエットがありそのうちの一つは見間違えるはずがない。
あの特徴的な髪型、杖、そして服、全て最近見た人のものだ。
そう。そこには全身薄い黒色である『ローズ』がいた。
私達みんながローズらしきモノを見ているとそれは杖を一振りし黒色の木を生み出した。
その木からは黄色の花びらが落ちてきた。
その技は間違いなく『ローズ』の『散り桜』だ。
「おい。あれってローズだよな。」
「はい。そうです。ですがローズでもないと思います。」
「先ほどアナウンスで言っていた、影の円卓騎士というユニーククエストと関係があるのかもしれないですね。」
オキタさんの言う通りだろう。ユニーククエストが関係しているのだろう。
それにしてもどうしてローズなのだろう。
あと隣の女の子は誰?
分からないことが多すぎる。
そうしてる間にローズらしきモノは『植物狂花』を使いこちらを攻撃してくる。
スキルだけを見ると本当にローズと戦っているようだ。
「取り敢えずこれはクエストだから相手を倒さないといけないはずだ。 まず未だ攻撃を仕掛けてこない女の方を狙うぞ!」
それに応えるようにアイカちゃん、私、オキタさん、シュートの全員で一斉に女の方を狙う。
女の方は、私たちの攻撃をすらりと躱し、
その間にローズが見たこともない魔法。
地面から大きな根を出しそれを私たちに向かって放ってくる。
「イシュタルこれはなんなんだ。」
「知りません。私も初めて見ました。」
顔も見えない真っ黒のローズ。
それは、今まで戦ってきた敵の誰よりも強いそう確信した。見たことない魔法、疲れも見せない。
このローズを倒さなければいけないそうわかっていても私はローズを、攻撃をするためのその一歩を踏み出せずにいた。
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