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W・M・S (Warlock Magus System)  作者: 渡野さら
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第56話 単独侵攻



評価ありがとうございます

 

 殿下と王太后おうたいごう様、と爺さん、外務卿とで密談の続きと

 細かい話をしたり、イエネッタの話をしたが………呆れられた。

 いや、俺の知らない所で女同士の密約ひそひそばなしが出来ていたんだ!

 そう、主張したら同情された。

 まあ、イエネッタの事は妙案が浮かんだら、って事で落ち着いた。

 先ずはロマーノを落とさないと始まらないから、明日から頑張る!


 そう言えば、今日の昼に中央広場で、俺と戦姫カトリーヌ率いる騎士団と、

 宮廷魔術師・西方軍の活躍でオストラバ地区、完全掌握成功とスパンダル軍の撃退。

 俺の侯爵への昇爵。難民への非道、と聖女の奪取を企むロマーノと俺との戦争が始まる事。

 等を物語風に脚色して発表したらしい。

 いや、普通に話せよ。


 密談が終わってエリダを迎えに行き、侍女達と専用馬車で我が家に帰る。

 ん、警備も確りやってくれてるし、練度も高い。

 余談だが、アーノルドは毎日鍛錬に顔を出すそうだ。褒めていたな。

 エイミィ達も週に1度来るそうだ。カトリーヌの心配も兼ねて。


 夕食迄は間が有るので居間で妻達と寛ぐ。これも癒しだ。


「旦那様。私の為と言うのは分りますが、やはり心配で寂しいです」

「そうです。寂しいです。ソニアさん泣いてました」

「誇らしい旦那様ですが、お姿が見えませんと…………」

「ああ、大丈夫だよ?楽勝だから。夜も毎日帰る予定だし」

「本当ですか?ピクニックに行く様なノリですが」

「ならお帰り下さい。逢いたいのです」

「うん。帰るよ?奥さん達の顔を見ないとね。癒しだから」



 夕食の準備が整ったと聞いて食堂へ行く。

 今日から席を変えたみたいだ。

 俺から見て左側にアーシャ、ターニャ、ソニア、ソフィアの親子。

 右側がエリダ、ガイア、ジェシカ、カトリーヌの順だ。


 因みに、ソフィアは妻なので良いが母と弟をどうするか?と。

 通常は母の実家に帰って性も名乗るのだが、実家に迷惑を掛けたくない義母は

 夫方を頼りにしようとして回ったが、逆に逮捕者が多くて困っていたので

 ニルヴァーナ性を貴族院に認めさせ落ち着いた。



 夕食後は早目に風呂に入ろうと、浴場に行くが。あれ?1人?

 中にアーシャとエリダ、ガイアが待っていた。

 3人に洗って貰いながら、営みが開始した。たっぷりと。

 湯船に浸かって4人でのんびり雑談して、長湯になった。でも楽しかったな。


 風呂を出て、寝室に行くとターニャ、ソニア、ソフィアがソファーに座ってる。

 んじゃ、ワインでも飲みますか?そうしよう。

 3人から留守の間の屋敷と生活をゆっくりと聞き、どれだけ寂しいかも理解した。

 意図が分かった。この3人は留守番組みだ。俺とゆっくりさせたい配慮だね?

 少しお酒が廻ってきたのか、とろ~んとしてらっしゃるが、大丈夫か?

 3人をベッドに運び襲いかかった。でも優しくだぞ?






 うん。良い目覚めだ!3人を抱き寄せキスをする。

 皆ぐっすりだな。優しくはしたが、内容は濃いいからな。中身は教えないが。

 起きそうにないので起き出して、顔を洗い衣装室に行くと………マリアンヌだ。

 いきなり抱き着かれて口付けを迫ってくる。執拗に。

 ソファーに押し倒されて、彼女も服を脱ぎ、俺にまたがってきた。



「んう、あ、痛い~~っん。ふぅ………ん、ぐぅ、い、たぃ。」


「マリアンヌ。君は何をしている。分ってるのか?」

「おと、ぐ。なの女、ぅっ、ですから。ふぅ、勿論です、」

「【治癒】痛みは引いたか?それ、これで良いか?」


 仕方無いので彼女を下にして、”事”を終わらせる事にした。優しくな。

 治癒が聞いたのか苦しく無さそうで安心した。


 終わった後も少し抱いてやりながら優しくお話して事情を聴いた。

 ま、妻達も本人も納得してるなら、俺が言う事では無いな。優しく相手をすれば良い。



「だが、何か有れば必ず言え。いいな?風呂に行こう」


 初めてだが、2人で流し合い湯に浸かる。

 当主と家令では無い、男と女としてお喋りした。彼女も色々と有るのだな。

 まあ、情も有るし仲も良い。仕事は完璧。なんと昔は女官長の下に居たらしい。

 そんな話で盛り上がっていたら、カトリーヌとジェシカが入って来た。

 マリアンヌは俺に口付けをして、一礼して出て行く。



 あ、昨日からこの割り振りは決まってたのか!と、遅まきに気付いた。

 鈍い自分が恨めしいぞ!

 なら、2人の相手も愛情込めて頑張らないとな?

 なので壊れそうな程に2人を攻めた。



 ぐったりしてる2人を抱きかかえて湯に浸かる。お喋りしてると

 妻達全員が入ってきた!朝から全員って珍しいよな?俺は嬉しいけど。

 キャッキャッと少女のようにはしゃぐ彼女てんし達の笑顔が凄くいい!これなんだよ。

 こういうのに幸せを感じるんだよな~。

 なので今日から頑張らなくては!




 朝食を済ませて出勤組を送りだしてから中庭に行く。


「バハムート!」

「きゅい~~」

「では行って来る」

「「「「「行ってらっしゃいませ」」」」」



 先ずは商業ギルドで本日分の物資を受け取って、オストラバ地区へ飛ぶ。

 スパンダルとロマーノの国境のロマーノ内、5キロ内側に無理矢理防壁を建てる。

 魔物も”混沌の者”も潰しながら防壁を建てた。

 此処ここから防壁を強固にする訳だが、巾を4メートル高さ10メートルにする。

 高さ15メートルの物見も300メートル毎に立てて内部階段にする。


 これでスパンダルの国境は囲った事になるから、次は駐屯陣地からロマーノへ向けての街道だな。

 これも巾20メートルで長さ30キロを繰り返し錬金して石畳みを敷いていく。

 東に向けて延々と作りピレネー山地の下で止め、手前の30キロ地点から

 南のロマーノ側へ向けて敷いて行く。防壁にぶつかって、この周囲の防壁を消す。



 さて、此処からだな。


 指先に銀色の弾を作り3発飛ばす!100キロ地点!弾けろ!!


 ピカッ!  ズドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!

 ピカッ!  ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 ピカッ!  ギュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!


 バハムートに乗り、彼は炎のブレスで、俺は電撃の荒らしで其々地上を蹂躙する!

 ”混沌の者”は黒い泡に弾け、魔物は炭や黒焦げで消えていく。



 うん、順調だな。早目に切り上げてバハムートもチビムートに縮んで陣地に飛ぶ。

 イエネッタの部屋に飛ぶと、抱き着いて来る!


「メル!良かった。来てくれないかと………心配しちゃった。ちゅ」

「いや、ロマーノ側でってるんだし来るよ。物資も有る。倉庫に行こう」


 今回分も難民陣地の倉庫と食材庫に入れて、部屋に戻る。


「ね、ね、座って!時間有る?お茶淹れます!待って」

「1時間程なら大丈夫だ、焦らなくていい」

「やった!嬉しいです。ゆっくり出来るわね?はい、どうぞ」

「ああ、済まない。朝から休息を入れて無かった」

「え?大丈夫なの?ちょっと心配です。何か有ったら怖いわ。ねぇってば」

「じゃ、膝枕してくれ」

「ええ!いいわ!幾らでもしちゃう!はい、ちゅ。うん、幸せ~」



 1時間息抜きをしてから現地に戻り砂塵やらが落ち着いた大地を見渡す。

 見事に荒れ果てた荒野だ。至処いたるところが隆起・陥没しクレーターができている。

 目視でも感知でも敵は居ない。ピレネー森林の動物けものだけだな。

 先を感知しても此方に向かって来る気配は無い。ま、戦線迄は250キロは有る。

 大地をならすだけでも、直す為に大規模錬金で平地にはしておく。

 で、街道の続きを伸ばして行く。


 国境から25キロ毎に直径500メートルの防御陣地を作り、一角に小規模の宿舎を建てる。風呂トイレ、炊事場込みで井戸も掘っておく。

 これを3箇所作って今日は終わりにして屋敷の玄関に戻る。



「ただいま~」


「「「「「「「「旦那様~お帰りなさいませ~」」」」」」」」



 妻達がドタバタ小走りで集まって来る。時刻は午後8時か。

 初日にしては先ず先ずの出来かな?


「お疲れ様でした!お食事になさいます?浴場おふろにされますか?」

「あ、今日は口にして無いな。食事に………手間を掛けr「ぐに用意させますから、旦那様のお部屋でお茶をのみましょう。ナターシャ?お願いね」



 夕食は、自室の居間に運ばれて、妻達は周りでお茶を飲んでいるのだが…………

 代わる代わるに”あ~ん”をしてくる。俺に触れさせない。どんな罰ゲー、いや嬉しい。

 だって、”しあわせ~”とか”何これ最高”とか言って喜ぶ妻達を見たら、拒否は無理!



「ん、んん。ご馳走様、有難う皆。嬉しいぞ。遅くなるから風呂に行こう」


 アーシャとターニャ、ガイアが”女性の日”なので残り皆で風呂に入る。

 5人位が丁度いいかな。ん?普通1人だろ?麻痺してないか?

 変な疑問と喪失感を抱きながら風呂を出る。



 今日はエリダの寝室らしい。2人きりも珍しいな。

 布団に入り、お喋りを楽しむ。エリダの甘い香りと体温が心地良い。眠れそうだ。


「ね?旦那様。2人だし………好きにして?」





 朝5時に目覚め、エリダを抱き寄せ治癒を掛ける。

 6時迄はここに居よう。エリダの寝顔で幸せな気分を味わい、頬を撫でる。


「ぁ、んん。おはよう旦那様。しあわせ」

「おはよエリダ。まだ早いよ?寝てて。寝顔見てるから」

「は、はずかしぃ。ずるいわ、貴方ばかり。でも、うれしぃ」



 そのままエリダは寝たので、6時にベッドから出て衣装室に行くとジェシカが待ってた。


「おはようジェシカ。体調は問題無いか?」

「はい。おはよう御座います。毎日お慕いしてます………」

「ん、俺もだぞ」


 抱き寄せて口付けをしてから、俺のベッドで仮眠させる。

 感知で異常を確認しながら本館と別館を廻り、中庭に行く。

 するとカトリーヌが1人で魔法の練習をしていて、傍でチビム~トとユニコ達が見ていた。


「おはようカトリーヌ、チビム~トとユニコ達も」

「おはよう御座います、御当主様」

「きゅい~」

「「「「キューン」」」」

「カトリーヌは真面目だな?能力の感じはどうだ?」

「はい、大分だいぶ上がってますけど、私が追い付きません。鍛錬しないとです!」

「そうか。剣技は高い水準だから、魔法や感知、霊波、時空術だな」

「頑張りますね?嫌われたく無いですから」

「いや、それは無いぞ…………」


 いや、カトリーヌは不安なのだ。実感させないと安心しないもだろう。

 仕方無いので、旧館の空き部屋に霊波移動で飛び、空間を閉じ込めてカトリーヌを抱く。


「え?え?御当主様?」

「お前が必要なんだ。傍に居ろ!いいな?今から好きにする」

「はい…………離れません。好きに扱ってください………」




 裸のカトリーヌを抱いたまま風呂に飛んで流してやる。少し無茶したから治癒もだ。

 これで少しは不安が消えてくれたら良いのだが。


「カトリーヌ、大丈夫か?」

「………ふぁぃ。凄かった、です。でも嬉しい、です。わたし、いっぱい御奉仕、します」

「だが、無理はダメだぞ?カトリーヌが大事だからな?約束だ」

「ぁぃ。おやくそく、です。だいすきです」


 そんな感じで治癒も掛けて元気が出た頃にエリダも入って来たので、流してやる。

 3人で温まってから出ると、脱衣室にジェシカとエリダの侍女が待っていた。

 髪の毛を乾かしてからは、化粧に着替えに髪の毛を纏めての忙しさ。女は大変だ。

 なのでカトリーヌの準備優先でジェシカにはやって貰う。俺はスーツ着るだけだしな。



 朝食後は昨日と同じで、商業ギルドで物資を受け取りロマーノの昨日の地点に飛ぶ。


 先に感知を使い、ヤツ等の侵攻範囲を確認する。

 やはり我が国の国境、タルベ領とピルニャン領に近づいているな。

 明日では接触するかも知れないから、今日は侵攻範囲の南側から叩いて潰すか。

 ロマーノの被害は可哀相だが二の次だ。我が国優先で行く!


 侵攻南端に飛び、急場の防壁を一気に錬金する。とは言え400キロは有るから時間は掛かる。最南端は”混沌の者”と魔物がロマーノ軍と戦端を開いているから、やらせておく。


 その間に防壁を建て込んだ。で、ヤツ等側の空中に行き、バハムートとこまめに絨毯じゅうたん爆撃を繰り返す。手間も時間も掛かるが防壁近くは仕方無いのだ。後、無駄な被害も出したく無い。自分の領地になるのだから。

 今日はなるべく追い込んでおかないと明日の余裕が無くなるな。遅くなるが仕方無い。

 アーシャにスフィアで連絡して、遅くなる旨を伝える。

 悲しそうだったが、止むを得ない。って、りまくる!


 地上に降りて魔法とソウルイーターでぶっ殺して廻る!オークやトロール、サイクロプス等の素材が高い魔物は時空術に収めながら殲滅する!

 バハムートもワイバーンやクレイジーコンドル等の大型飛行の魔物を食べながら殺して廻ってる!偶に素材用に落としてくれるのが有りがたい。

 うを!”混沌の者”とサイクロプスの大群が来た!ボアが玉ねぎ背負ってやって来たぞ~!

 なるべく無傷で倒したいな!するとバハムートがソニックウェーブを咆哮で出した!



 キュイイ――――――――――――――ン!

 キュイ――――――――――――――ン!!



 サイクロプスの大部分が次々と絶命して倒れる。

 ”混沌の者”は無傷が多いから、極小の”銀弾”を打ち出し500メートル範囲程度でどんどん爆発させる!



 疲れた。高額・希少素材の魔物を時空術の収めながら、目視と感知で周囲を確認する。

 今日はこんな処かな? あ!物資を届けるの忘れてた!まあ、余裕は有るけどさ。

 明日・明後日は大変だろうから、今日中に行くか。イエネッタの顔も見れるし。

 そんな訳で、難民陣地の倉庫と食材庫に霊波移動で飛び、物資を出してからイエネッタの部屋に行く。



 イエネッタは風呂上りか、バスローブでベッドの端に腰を下ろして髪をいていた。


「メル!今日は会えないかと思いました!」ポフン

「うん、切りも悪いし物資を収めるのを忘れてたしさ」

「そこは、私に逢いたいよ、って言って欲しいです」

「そうだな、すまん。顔は見に寄ろうと思ってたがな。変わりないか?」


「ええ。あ、国から手紙で、明々後日しあさってにロマーノで南方軍と合流して、メルが居る王宮を目指せって、指示がきたわ。こっちは師団長と増援が本陣地から来るから、心配無いって事みたい…………ね、泊まれるかな?時間無い?一緒に居たいの………ダメ?」


「少しなら。明日は此処ここに泊まるとしよう。どうだ?」

「うん………我慢するね?じゃ、少しでいいから抱き締めて?」

「ああ。柔らかくて、いい抱き心地だ」





 では明日、と別れて、屋敷に霊波移動で飛ぶ。

 時刻は夜の23時。


「ただいま」


 と、静かに入ったのだが、アーシャとマリアンヌが急いで出て来た!

 待っててくれた様だな。済まない。


「お帰りなさいまし旦那様。夜食を用意してますから、召し上がって下さいまし」

「お疲れ様でした御当主様。さ、お部屋で用意しております」



 自室の居間に入って、2人が何やらと世話を焼いてくれる。が、申し訳無い。


「2人共、ありがとう。もう、寝なさい。美容と健康に響く」

「旦那様がお召し終わる迄は動きません」

「私もです」

「頂こう。食べながら、話す。明日と明後日は多分戻れない。被害を少なくしながらだと、時間が掛かって大変なんだ。明後日は王宮を落とすから、不足に備えたい。時間が作れれば、食事だけでも戻るが」


「危険云々では無いのですね?心配でして………」

「ああ。今日、粗方あらかた追い込んだからな。だが、る事は多い」

「分かりました。スフィアでご連絡しても?」

「勿論構わないよ?夫婦なんだから。マリアンヌも何か有れば連絡しろよ?」

「「はい」」



 それから風呂に入ったのだが、マリアンヌが流しにきた。

 まあ、有難いので一緒に入って身体をほぐす。

 寝室に入るとジェシカとカトリーヌがベッドで寝ていた。

 そうか…………悪い事をしたな。

 布団に入り一緒に眠る。

 明日も頑張って殲滅せんめつするぞ!




お読み頂き有難う御座います。

感想など、よろしければ。


さら


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