【2】
今日は【キラメキ★フェスティバル学園】入学式。出席者は皆とうに─
ああああ
「遅刻遅刻ー!せっかくの入学式なのにー!」
どうやらまだ登校していなかった生徒がいたらしい。
持っていたパンをくわえたああああが門の中へ走り込み─
ドンッ!!
ああああ
「きゃあっ!」
叫んだ拍子にパンが舞い落ち、尻もちをつきそうになったああああ。
???
「おっと、・・・大丈夫かい?」
咄嗟に腕を掴んで引き寄せると、ああああの身体を抱きしめる男子生徒。
ああああ
「ご、ごめんなさい!大丈夫です!」
???
「俺は2年の坂本。君は?」
息の触れ合う距離にイケメンの顔があり─
A.羞恥で赤くなりながら小声で名乗る
→B.羞恥で赤くなりながら小声で『離してください』
C.憤怒で赤くなりながら小声で『パンが・・・』
ああああ
「は、離してください」
坂本
「ごめん、聞こえなかった。」
真っ赤なああああをからかうように至近距離で覗き込む坂本。完全に聞こえていた模様。
→A.胸をドンと押す
B.(羞恥がMAXになり)キッと睨む
C.(お前のせいでパンが!)キッと睨む
ドンッ
坂本
「おっと」
離れた坂本をああああは怖い顔で睨んでるつもりでも、その顔は赤く、瞳は潤んでいて庇護欲をそそるものになっていることを、当人は気付いていない。
坂本
「・・・ヤバい(ボソッ)あ、あのさ」
A.話を聞く
→B.急いでいるのでまた今度
C.大外刈
ああああ
「ごごごめんなさい!急いでるんで失礼しまーす!」
坂本
「あっ、ちょっと待っ─」
全力で走り、坂本が見えなくなった頃、足を止め座り込む。
ああああ
「はあっ・・・苦しっ・・・」
抱きしめられた感触と温もりを思い出し、追い払うようにブンブンと首を振る。
ドキドキしてる心臓が、走ったせいだけではない気がしたが、それには気付かない振りで立ち上がるああああであった。
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2ヶ月目
ああああがトイレに入ると、外でガタガタ音がし、ドアが開かなくなるというお馴染みの嫌がらせが。
学園に入学してからというもの、閉じ込められたり物を隠されたり等、数えきれない多岐にわたる嫌がらせを度々受けるようになったのだ。
A.坂本先輩に話しかけてるから
→B.坂本先輩が話しかけてくるから
C.坂本が空気読めないから
出会った時から予想出来た通り、坂本先輩はとてもモテる人だった。
そんな人がポッと出の平凡な女に親しげにしていれば、女子の嫉妬が凄いことになるのは当然の流れだ。
嫌がらせは辛い。それでも・・・
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4ヶ月目
坂本親衛隊隊長
「消えろってあと何回言えば消えるのかしら。」
ああああを人気のない場所で取り囲む親衛隊メンバーは、今までの比ではないほどの憎悪を撒き散らしている。
理由は─
A.プレゼント
B.デート
→C.スルー
嫌がらせの原因であるウザ本──もとい坂本に、誘われたのをスルーした場面を見られていたらしい。
かといってスルーしなかったらしなかったで、結局大爆発を起こしただろうことは容易く想像出来たが。
要するに、ああああが何をしてもしなくても、大爆発するのが親衛隊という生き物なのだ。
ああああ
「・・・」
親衛隊その1
「黙ってないでなんとか言いなさいよ!」
A.肯定
B.黙秘
→C.なんとか
ああああ
「なんとか」
親衛隊その1
「お前、バカにしてんのかよ!?」
親衛隊その2
「ふざけたこと言ってんじゃないよこのブス!」
その2がああああの頬を打とうと手を振り上げ─
A.ギュッと目を閉じる
B.(坂本先輩・・・)
→C.大内刈
説明しよう!大内刈とは相手の懐に入って内側から足を刈り、後ろ側へ倒す技だぞ!
怯えもせず前に踏み込んできたああああに怯んで下がった親衛隊その2の、襟辺りを掴んで引き下げ、重心を崩した相手の片足を内側から刈って倒す。
親衛隊その2
「きゃあっ!」
ドスン!!
親衛隊
「「「なっ・・・!!」」」
今まで嫌がらせをただ堪え忍んでいただけの、ああああの突然の暴挙に、呆然となる親衛隊。
A.話し合う
B.無言
→C.決意
雰囲気のガラリと変わったああああに、親衛隊の顔色が変わる。
醜い嫉妬をそこらじゅうに撒き散らすだけのゴミの分際で、何を勘違いしたのか正義は自分たちにあるという態度を隠しもしない。
ああああ
「ゴミはかたずけないと。」
決意したああああは親衛隊を睥睨した。
【大掃除END】
「・・・」
SpecialLOVEENDに辿り着かない・・・だと・・・?