―2話
2話です!
まだ続きますよ~!
クーラーの効いた部屋で寝ていたものだから、私は寒さで目を覚ました。現在の時刻は8時28分。私の眠りについた時刻はだいたい5時30分。かれこれ3時間ほど寝ていたのか。それでも私のからだの疲れは取れず、もう一度寝たくなったが、お風呂に入らなければいけないので、眠気を我慢して、お風呂場へ向かった。私はいつもお風呂の時間は長いのだが、今日は睡魔に負け、必要最低限の時間だけ入った。髪を乾かす気力もなく、軽くといてベットにダイブ。そのまま眠りについた。
翌朝、特になにもすることはなく、いつもの3人の待ち合わせ場所に向かった。朝だからか、やはり、昼間よりは影が多い。涼しくはないが、ましだ。
「おっはよー、結衣!!」
そういって抱きついてきたのはスクバを背負った陽加だ。
「おはよう、陽加。今日、早いね」
「うん!響希より先だしね」
いつもは私、響希、陽加の順番で来ているのだが、今日は陽加が早い。
「おはよ、結衣!あれ、陽加?早いね」
「おはよ、響希」
「おっはよー!今日早いでしょー?」
「おん、どした?」
「ちょっと…ね!」
「え、なになに?」
凄く気になる。まさか、陽加、彼氏…できた?
「え、彼氏できたの?」
「私も思った」
「ちがうわ」
真顔で否定された…。
「とりま、行こ」
陽加の言葉で話題は打ち切られ、なるべく木の影を通り乍、学校へ向かった。
今日もいつもと変わらずに授業を受け、軈て日が暮れた。
「よし、誰も居ないし、やろー!」
「うん」
「あ、私、ちゃんとしたやり方調べて来たよ」
「おぉ」
そういって私はファイルからルーズリーフを出した。
「じゃあ、読むね。あ、ここにでてくる紙は、私が用意したから。
まず、紙の真ん中のすこし上に鳥居を書く。
次にその横に左に“はい”右に“いいえ”を書くんだ。
それで、右から五十音順に書いていく。これで紙は完成。
次に注意ね。コックリさんをしているときは話しちゃダメだよ。
後、十円玉から手を離すのもダメ。
最後には適当な大きさに48枚に紙をちぎって、使った十円玉は三日以内に使う。
後は呼び方だよね。
まず、鳥居の上に十円玉を置く。
その次に声を揃えて
“コックリさん、コックリさん、おいでください”
と言って終わったら
“コックリさん、コックリさん、お戻りください”
っていうの。じゃあ、やろっか」
「本格的だね!結衣、ありがとう!」
「全然いいよ」
いよいよ、コックリさんをする時が来た。
次回はコックリさん開始ですね!
お楽しみに!笑




