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もしもこの人物を大河ドラマにするなら『北条五代』

北条五代の系譜


初代 早雲

二代 氏綱

三代 氏康

四代 氏政

五代 氏直


北条五代を大河ドラマにしようという招致活動は、小田原市を中心に続いており、『北条五代祭り』というイベントも開催されている。




もしも本当に大河ドラマ『北条五代』が制作されたら、という仮の話。

実現性は、あるのかないのか微妙なところだが、それでもあえて書いてみた。


名前


北条早雲


よみかた


ほうじょうそううん


職業


室町時代中期の戦国武将、後北条氏の祖。


生没年


1432年~1519年


生没年に関しても諸説あるが、ここでは上記の生没年で記載を行う。


備考


応仁の乱の終結直後に、京の都から下り、まずは伊豆を奪い、続いて相模に進出して、小田原城を拠点とする。




もしも本当に大河ドラマとして制作するということになったら、こうなるという予想をしてみる。


この大河ドラマには5人の主演役者が必要だ。

すなわち、早雲、氏綱、氏康、氏政、氏直の5人の役を演じる。

それぞれの時代、世代で、小田原の北条家に生を受けた者としての苦悩や葛藤なども描かれる。


主人公は5人いるが、実際には4部構成となる。


1月~3月末


初代 早雲


4月~6月末


二代 氏綱


7月~9月末


三代 氏康


10月~12月末


四代 氏政 五代 氏直


1590年の秀吉による小田原攻めにより、氏政と氏直はともに切腹する。


12月末 総集編及び次回大河ドラマの予告




続いて、それぞれの部の見所を、簡単なあらすじとして書いてみた。


1月~3月末 早雲編


始まりは応仁の乱の終わった直後の、京の都。

一人の武士が、焼け野原となった京の都に沈む落日を眺めていた。

男の名は、伊勢宗瑞(いせそうすい)

この男こそ、後の北条早雲である。


室町幕府の権威が失墜したことで京の都を離れたといわれていたが、実際には幕府の密命を受けて駿河、伊豆、相模方面に向かったという。

鎌倉府にかわり勢力を伸ばしつつあった、関東管領(かんとうかんれい)上杉氏を牽制(けんせい)するという意味合いもあったようだ。

中央政界では管領(かんれい)の細川政元が殺害されるなどの情勢の変化があり、早雲のもとにも伝えられる。

なお、『北条早雲』の名前で呼ばれるようになるのは、実は死後のことであったという。


4月~6月末 氏綱編


父、北条早雲が88歳という高齢で逝去した後に、家督を継いだのは氏綱。

小弓公方(こゆみくぼう)真里谷(まりや)氏、里見氏などと戦い、国府台合戦で小弓公方(こゆみくぼう)を攻め滅ぼし、里見氏領地であった下総を平定する。

里見氏はその後、上総、安房に敗走する。


7月~9月末 氏康編


祖父は早雲、父は氏綱、しかし三代目の氏康は、自分には祖父や父のような才覚は無いと、思い悩んでいた。

山内、扇谷の両上杉氏を関東から追い出すなどの武勲をあげる。

南総の里見氏の領地であった、上総、安房を平定する。

武田信玄、今川義元と、『甲相駿三国同盟』を結ぶ。

今川義元が桶狭間の戦いで討ち取られると、義元の子の氏真(うじざね)と『相駿同盟』を結ぶ。

その後、武田信玄との対立が激化。

信玄が駿河に侵攻し、駿河、遠江を平定するのと同時に同盟は破綻する。

存命中に次男の氏政に家督を譲った。晩年は呂律(ろれつ)が回らないほど、衰えが見えていたという。


10月~12月末 氏政、氏直編


氏康の死後、氏政が後を継ぐ。さらには跡継ぎとなる氏直もいた。


しかし無情にも、秀吉の大軍勢が小田原に攻め寄せる。


氏政は、北条氏がこれまで歩んできた道のりを思い浮かべていく。


やがて小田原攻めの戦いは、持久戦に持ち込まれた。


そしてついに、氏政、氏直父子は切腹。ここに小田原北条氏五代の歴史は幕を下ろすことになる。



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