もしもこの人物を大河ドラマにするなら『会社経営者・創業者・法人トップ』
坂本龍馬が『亀山社中』を起こしたのが、日本で最初の株式会社といわれているが、何百年も続いているような老舗企業の中には、江戸時代や、さらに遡って、戦国時代や室町時代を起源とするところもある。
例えば某寝具メーカーは、なんと1566年、時はまさに戦国の世の真っ只中、織田信長が美濃の斉藤氏を討ち滅ぼし、美濃を平定していたその頃に、初代の仁右衛門が19歳で蚊帳、生活用品を扱う店として始めたのが起源だという。
近代以降なら、三菱財閥の祖となった岩崎弥太郎、『経営の神様』と呼ばれることになる松下幸之助、あるいはホンダの創業者である本田宗一郎、豊田自動織機の創業者、豊田佐吉、あるいは、
トヨタ自動車の創業者、豊田喜一郎、あるいは、
ソニーの創業に携わった、井深大、盛田昭夫など、
こうした実業家たち、創業者たちもまた、やがては長きに渡り名を残していく、歴史上の人物になりうる人物たちだ。
『伊藤忠』という名前は、創業者の伊藤忠兵衛の名から取ったという。
そして忘れてはならない、読者の皆さんも、よく食べているであろう、
インスタントラーメンの発明者でもある、安藤百福である。
大同生命創業者の広岡浅子や、吉本興業創業者の吉本せいなどは、朝ドラでもやっている。
広岡浅子が主役の朝ドラでは、明治維新期当時の大阪経済界の若きリーダーで、大阪商工会議所の代表、五代友厚が登場し、実際に五代友厚を演じた俳優がその後ブレイクするという、実際にあった話だ。
てか、最近は朝ドラも、現在も残る企業の創業者や、創業者の妻といった人物たちを取り上げていて、まるで朝ドラが大河ドラマのようだと思った。
相も変わらず、戦国と幕末を繰り返しているだけで進歩の無い大河ドラマに比べ、朝ドラは実に多様な作品が並ぶ。
とりわけ多いのは、女性創業者、あるいは創業者の妻だ。そうかと思えば現代を舞台にした、どこにでもいるような普通の女性を主役に据えることもある。
『経営』という名のスキルを使って、経験値を稼いで会社を大きくしていき、レベルを上げて、また次のステージに挑んでいく。
途中に様々な困難が待ち構えているが、それらはスキルを磨き、経験値を稼いでレベルを上げていくための試練であると、考えていく。
どうしてもだめだった場合は、『倒産』ということになってしまう。
『倒産』がゲームオーバーだと考えてしまいがちだが、決してゲームオーバーではない。
悲しいかもしれないが、結局現代社会も、戦国時代と変わらないかもしれない。あるいは、江戸時代の幕藩体制と変わらないのかもしれない。
それも、本当に敵の首を取るような、相手の命を奪うような、そんなやりとりが繰り広げられる。
企業戦士という名の兵隊として戦った戦中派、という見方もできる。
マネーゲームという言い方もある。しかし本当にこのゲームを勝ち抜いた者だけが、名経営者としての地位を築いていくことができるのだ。
平凡以下の自分が、すっげえ人物になったらどうなるか、という妄想をいだくなら、経営者となり億万長者となり、そして我が国を代表するような歴史ある老舗の大企業の社長としての地位を手にいれる、そのためにはどうするか、というのを見ていくというのも悪くはないと思うのだが。




