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97日目 大学生の定番バイト

「友達という名の私の人生ではしょーもない存在が、最近家庭教師をはじめたらしいのよ」

 ヒカリはこれでも大学一年生です。

「姉ちゃんもやるの? 塾の先生とか給料いいイメージだよね」

 一流大学にあっさりと合格したヒカリに教わるのならば、生徒だって多少の性格面の問題は目を瞑るだろう。

「私はやらないわよ。というかね、その子が、マサヤの勉強を見てあげようかって言うのよ」

「女子大生と2人きりで、密室で勉強か……」

「そんなの駄目!」

「なんでアカリが却下するのさ。ちょっと、そういうシチュエーションに憧れたっていいじゃないか」

「駄目ったら駄目!」

「なんでそこまで拒絶するの? あ、もしかしてやきもちなわけないよね! だからポケモンの攻略本は投げないで!」

 ポケモンの攻略本はシリーズを追うごとに分厚くなるがお値段お手頃です。

「だってお兄ちゃんに教えたって、まったく成績があがらないから先生が自信喪失しちゃうよ」

「リアリティありすぎる正当な拒絶理由は傷つくよ! ってか僕じゃなくて先生の方を心配してるんだね」

「私はマサヤが押し倒されないか真剣に心配してるから、殺してでも家にはあげないけどね」

「……お姉ちゃんが勉強教えてあげればいいんじゃない?」

「それもそうね」

 なぜ今まで気づかなかったのか、オチは続くよどこまでも(次だけです)。

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