特訓と勉強
相当遅くなりました。申し訳ございません。
俺はいつも二人よりも早く起きてる。
なぜかというと、二人の足手まといになりたくないから早く起きて特訓をしているのだ。
まず柔軟性を上げるためストレッチをする。
もともと柔らかかったのであまり、痛い、なんてことにはならずに済んだ。
次に体力。
軽く山を走り、体が温まってきたなと感じれるようになったら、剣をとにかく木に向かってふる。
これが結構疲れる。
その次に魔力も一応鍛えるため、火を使ってもあまり燃える物がない結構広めな洞窟に行き、ひたすら魔力を撃つ。
もちろん魔力が消えない程度に。
そして痛みにも慣れるために自分の体を少し切って血を流したりする。
その後すぐ回復魔法を唱える(どMなんかじゃないからね!)。
そのあとは風呂に入ってさっぱりし、朝ごはんを作る。
それを最近毎日やっている、が。
今日は少し違う。
ミーシャが起きてしまった。
いつもは別々の部屋で寝ているのだが、5日に一回なぜかみんな俺のベッドで寝ることになった。
そして起きようと思って動いたらミーシャがその時の衝撃で一緒に起きてしまったのだ。
せっかく秘密の特訓にしようとしていたのにバレてしまった。
「ねえねえ、どこいくのこんな朝早く」
くっ、ここでバレるわけにはいかないがここまでついてこられるというしかない。
「洞窟に行くよ」
「なんで?まさか隠してることでもあるの、例えば秘密の特訓とか」
なぜバレたし。
「正解だよ。でもなんで知ってるの」
「知らないよー。でもリーンがしそうなことといえば一人で特訓とかじゃん。あとありえるのは自分の家までの帰り道を探しに行ったりとか。後は野生の勘かな。それとリーンが頑張り屋だからね。」
「頑張り屋、か」
「なんかだめだった?」
「ううん。なんも悪くないよ。むしろ少し嬉しいな。どうせならその特訓に付き合ってくれるかな」
「うん、いいよ。リーンのためなら」
といい、手伝ってくれた。
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「もっと鋭く!隙がありすぎよ!」
「うおっ!と危ないな。わからないところが、よっと、どんどんわかるようになっていく」
今俺はものすごい勢いでミーシャに攻められている。
さすがはAランク。
隙をどんどん見つけていく。
そしてその隙にどんどん攻撃を仕掛けてくる。
おかげで何がダメかがわかっていく。
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「ふぅ有難う、ミーシャ」
「どういたしまして。それよりも汗かいてるでしょ。背中流してあげるから一緒にはいんな」
「いや、いいです」
「そう。ならいいや」
「えっ」
「嫌なこと無理やりやらせるわけにはいかないからね。嫌なら我慢するよ」
「えぇぇ」
「先入ってきていいよ、私待ってるから」
いつもと違う。
なんか申し訳ないな。
「……やっぱ背中流してくれない?」
「いいの!やった!やっぱりこの作戦はいいね」
やっぱりなんかの作戦だった。
風呂ではなんやかんやあったが結構気持ちが良かった。
たまにもちっとした物が当たったりしたけど。
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ミーシャは疲れて寝てる。
これはリーンとの距離を近づけるチャンスなんじゃない。
どうせなら何か役に立つこと、勉強を教えよう。
「リーン勉強教えるよ」
「お、ちょうどどうしようか考えてたんだ。教えてくれ」
「はーい」
「でも人族の歴史とかわかるの?」
「一応洞窟で勉強してたからね。その他のやつもできるよ」
「さすが〜」
「……でここがこうで」
「ふむふむ、でもこの魔術式少しおかしくないか」
「なんで」
「ここはこうすることで威力が倍になるし、さらにここにこれを追加すると魔力をあまり使わないし、ここなんて意味ないから消していいじゃん」
「あ、確かに。でもこの威力になると魔法が発動しないんじゃない?」
「やったことないからわからない」
「後でやってみるか。ボク手伝うよ」
「ありがとう。シャインのおかげでいろんなことがわかったよ。でも教えるのうまいよね」
「あー!シャイン何するのよ!私のリーンよ!」
おや、ミーシャが起きたようだ。
「ごめんね〜勉強を教えてた〜」
「ミーシャもシャインに教えてもらったらどう」
「うん!私もリーンと一緒にやる!」
寝たらすぐに元気になった。
全く、子供みたい。




