決戦 Ⅳ (神城side)
今回は神城視点でお届けします。
「いやー流石でしたねー…」
「綾斗でもきついんか?」
「前よりも全然強くなってるー。」
「えぇ…でも取材しがいがあるなぁ。」
「3回連続くらいで特集してもいいかもー。『成長の秘訣!!』って。ファン中心に伸び盛りの編入生とかにもウケそうだしねー。」
神城のチームはいつもこのような和やかな雰囲気である。
今ここで話していたのは神城と同じくAクラスで中等部から凌ぎを削ってきた親友、等々力 英道だ。テンポのとても速いリズムプレーヤーであり、新聞部で渉外係として持ち前のコミュニケーション能力を発揮している。口調は荒いがダーツは速さに見合わず十分正確である。次の01で出場するするメンバーの1人だ。
チームは全体の認識としてはもちろん全力で勝ちに行くが、全く気負ってはいなかった。何故なら、このような一大イベントにおいて大事なのはいかに素晴らしいプレーを映像に収め、報道するか、だったからである。勿論記事を書くための確かな技術、知識も持っているからこそ、ここまで勝ち上がってきているのだが。
しかし今までの試合では神城が2LEG連続出場し、勝利することによってチームを勢いづけてきたのだが、今回初めて1-1とLEGを取り合う結果となった。
ライバルの御影の成長を肌で感じた神城は記事にすべく試合で感じた変化やポイントを即座にメモする。
また、今日の試合は全て、映像として残している。その資料映像は後日記事にする際に分析するのだ。
この大会で勝てればもちろん、今までいろんなプレーヤーから得た知識が活きたことになる。負けたとしても、強いプレーヤーの台頭によって学園も盛り上がり、新聞部の活動のタネにもなる。
しかし。
「どうしてだろうなー…勝ちたくなる。」
今まで神城は御影に対抗すべく、自分を極限まで磨き、集中力を高め、勝利を追求してきた。しかし勝負どころで余裕がなくなるとミスが目立ち、そこを御影に咎められ、結局勝てないということが多くあった。
だからこそ、最近は無理に勝ちに行くことをやめ、いつも通りの力を出せるように、そして新聞に起こせるように、試合を分析するようにしてきたのだ。
しかし今になって、今まで忘れようとしてきた勝ちへの執念に火がついてしまった。でも雰囲気を崩しちゃいけない!!
「平常心で行ってこい!」
「うっしゃあ!勝ってくるで!」
己の負けで淀むチームの雰囲気を払拭すべく、次の01ゲームに向けてチームのみんなを鼓舞した。
こうして一時負けたことによって勢いが止まりかけた神城のチームはそのまま01を制し、再びリードを奪う。
「いやーギリギリ勝てたけどあそこのFINISHはたまたまや。まーじで強いわ。神楽坂が言ってた八神って何もんなん?御影なら幼なじみの仲が良かった光倉は実力知っとったけど特待生ってあんなに強いんや…」
「彼女が特集組むのもわかるでしょー?」
「でも写真めちゃめちゃ撮りまくったったけどそれって何に使うん?あんなにいらんやろ?」
「さぁ!次のLEGも頑張れよー!!!!」
「おっしゃぁ!行って来るで!!」
等々力に神楽坂が写真をばらまいて活動資金にしてるなんて教えるわけにはいかない…!!!
今回難しくて申し訳ありません!!!!!!
大学の新学期に向けた準備等々でバタバタしていたため時間を取れませんでした…
次回、準々決勝初めて窮地に追い込まれたチームKNITの命運やいかに。お楽しみに!
もう色々なところで言われていますが三密と言われてもよくわからないですよね。そういうときは集、近、閉の三つの場所を避けると覚えるといいらしいですよー!三つを合わせるとあの人の名前に…?
皆さんも体調にはお気をつけて。
ブックマークなど諸々よろしくお願いします!!




