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D-Life!!  作者: てぇぽん。
新人戦編
51/85

決戦 Ⅲ

翔視点に戻ります。

「お疲れ様!!いやぁー惜しかったね。」

「申し訳ありません…出だしが思うように振るいませんでした…」

「……………気にしないでいいよ。寧ろ最後の方は力みも少し取れていい感じに投げられているし。次、応援よろしくね!」


 1LEGは虹渡のレインボーショットが決まるも、神城くんがプレッシャーを物ともせずしっかりと一発で仕留めた。もしここで上がらなければ虹渡に順番が回ってしまうところだったが、それをさせない見事なFINISHだった。


 ゆっくりと試合台へ向かい、練習スローをする。


 いつの間にか分けられた前髪から、ボードを真っ直ぐに見つめる澄んだ瞳。今日はダーツのバレルが戻ってきてから初めての試合ということもあり、少し心配していたが、日頃かなり投げ込んでいるからか、昨日の途中からは父親とバチバチ打ち合う試合をしていた。今日もかなり調子がいいようで、練習スローにもかかわらず、狙ったBULLとTRIPLEに全て命中させ、最初から会場をどよめかせていた。


「……………神と試合やるの久しぶりだよ…流石に緊張する。」

「それは俺もだよー…まあお手柔らかにお願いしまーす!」


『STANDARD CRICKET GAME ON !』


『さあさあ!今日の注目の試合!下位のプレーヤーの追随を許さずの一位をひた走っていた天才!御影 透!!!

 そして対しますは御影くんと共に熱い試合を繰り広げ、中等部時代唯一、御影くんから白星をあげた経験を持つ、不動の二位!神城 綾斗!!!』


「やっぱり大分注目されてますねー…これは空気に流されないようにしないと大変だ…」

「……………お互いファンの声に関しては無干渉と行こう。」

「勿論ですよー、まあ主に御影くんのファンがねえ…」

「……………本当に毎度毎度すみません…」

「急にかしこまらないでよー!冗談だってー。」


『ROUND 1』


 …ピーピーピー『TRIPLE 20』

 …ピー『SINGLE 20』

 …シュッ『TRIPLE 5』


 …ピーピーピー『TRIPLE 19』

 …ピーピーピー『TRIPLE 19』

 …ピー『SINGLE 20』


『 ※ ※ / 』


         ※ 20 /

           19 ※

           18

           17

           16

           15

           BULL


  (A)御影 透 20      (A)神城 綾斗 57


『ROUND 2』


 …ピーピーピー『TRIPLE 20』

 …ピーピーピー『TRIPLE 19』

 …ピー『SINGLE 20』


『 ※ ※ / 』


『お見事!華麗な7MARKで不利な状況を打開していきましたね…神城くんはどう出るでしょうか…


 …ピーピーピー『TRIPLE 18』

 …ピー『SINGLE 18』

 …ピー『SINGLE 20』


『 ※ / / 』


         ※ 20 X

        ―※―19―※―

           18 ※

           17

           16

           15

           BULL


  (A)御影 透 80      (A)神城 綾斗 75


『おっと、ここでカットを狙いますが…点数はOVER出来ていません。これはどういった狙いでしょうか…?』

『この先のCRICKET NUMBERで打ち合いになってしまうといくら同じMARK数で付いて行っても点差は広げられてしまう、そう言った考えがあるのでしょう。だからこそここで20は閉めておいて、小さい数字同士での勝負に一縷の望みをかけた、と言ったところでしょうか…』


 透は初手でやや出遅れたものの、しっかりと立て直し、相手の焦りを誘い、その後も有利な状況でゲームをリードした。


『ROUND 5』


        ―※―20―※―

        ―※―19―※―

        ―※―18―※―

         / 17 ※

           16

           15

           BULL


  (A)御影 透 160      (A)神城 綾斗 143


「……………タイムアウトで。」


 ここで御影はタイムアウトを選択。投げるまである程度の時間をかけることを一回だけ許されるというルール。

 こう言った勝負どころで一回一呼吸置くあたりが、トップのプレーヤーとしての貫禄を見せつけられたような気がした。


 ROUND4で20を閉められた段階で攻め方を考え直さなければならなくなったためだとは思うが、何か嫌な予感がしているのか、などと考えながら俺もハラハラしながら試合を見ていた。


「……………ん。」


 …ピーピーピー『TRIPLE 16』

 …ピーピー『DOUBLE 17』

 …ピーピーピー『TRIPLE 15』


『 ※ X ※ 』


『きましたー!!御影選手の頷き!!この試合ではまだ出ていませんでしたがここでやっと出ました!!!』


「いやーーここまで打たれると厳しいなぁー…」

「……………ここは負けられないからね。」

「だいぶ丸くなったと思ってたけどなー!ダーツは尖りまくりだねー…」


 苦笑いしつつも、神城は相手を称えるグータッチをした。


 強者同士、相手の良いプレーを称え合う、スポーツの美しさをみたような気がして、俺も早くその高みに登りたいと、強く決心した。

いかがでしたでしょうか。次からの試合も目が離せません!!!!


私は今大学生なのですが、授業が夏までオンラインの講義になりました。コロナで社会構造が大きな変化を迎えているようです。皆さんもお体には気をつけて。


ブックマークなどもろもろ、よろしくお願いします!!!!

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