面倒くさくてムリ~!
私はパパを尊敬してる。当たり前だよ。パパは私にはできないことができるんだもん。
どんなに全力で頑張っても私はパパを持ち上げられない。でもパパは私を簡単に抱き上げる。
お仕事してお金を稼いで私を養ってくれてる。
私の知らないことをいっぱいいっぱい知ってて、それをいつでもお話ししてくれる。
これだけでももうすっごいよ。ホントにすっごいよ。尊敬しちゃうよ。
だけどさ、パパはそうじゃないけど、大人ってその上で偉そうにするよね。偉そうに『ちゃんとしろ』とか言ってくるよね。それが余計だと思うんだ。
だってさ、『ちゃんとしろ』って言うんだったら、大人がまずちゃんとしなよ。でも、口では『ちゃんとしろ』って言っててもぜんぜんちゃんとしてないよ? そういうのバレバレだよ? 偉そうにするからちゃんとしてないところが逆に目立つんだよ。偉そうにしてるくせにちゃんとしてないじゃん!ってなるんだよ。
だからパパは偉そうに『ちゃんとしろ』って言わないんだって。自分がちゃんとできてないから、自分にできないことは私にもなるべく言わないようにしてるんだって。
完璧にちゃんとしてなくても子供にはできないことを大人はしてるって私にも分かるよ。でも、だからって偉そうに『ちゃんとしろ』とか言うから、ちゃんとしてないところが目立っちゃって尊敬できないんだよ。
な~んてことが、パパと一緒にいると分かるんだ~。
ゲームに飽きたら休憩しながらそんなことを考えてる小学生とか、可愛げないよね~? ふっふっふ。
あ、そうそうそれから、『説教くさい』ってこと言う人いるけど、それって、図星だからそう感じるんだってパパが言ってたよ。図星じゃなかったら別に説教だとか感じないんだって。『説教くさい』って言ってる人がいたら、その人にとっては図星だったり耳が痛いことだったりするんだってさ~。
とか何とか言ってるうちに、いよいよお祖母ちゃんのうちがあるところの駅に着く。ここまで三時間。は~、長かった。
だけどまだここから二十分ほどバスなんだよね~。お祖母ちゃんのところに行けるのは嬉しいけど、行くまでは大変だな~。パパがいるからまだ頑張れるけど、一人じゃまだ来られないな~。電車の乗り方もバスの乗り方も分かってるけど、一人じゃ来られない。
怖いっていうのもあるけど、三時間半の移動を一人でって、面倒くさくてムリ~!
パパが好きだから一緒にいると安心できて一緒にお出かけできるのが嬉しくて頑張れるっていうのは確実にあるよね~。




