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はっはっは~! 今日は学校でお祭りだ~!

はっはっは~! 今日は学校でお祭りだ~!


毎年、私が行ってる小学校でお祭りがある。校庭でやってるけどそんなに広くないから逆に迷ったりとかなくて安心なんだ。お祭りの会場が全部見渡せるしさ。


ショボイって言う人もいるけど、私は好きなんだ~。私にとってはちょうどいい大きさだし。パパがいつものお小遣いとは別にくれる<お祭り用のお小遣い千円>で結構楽しめるからさ。時々物足りなくて残してるお小遣いにちょっと手を付けちゃうこともあるけどね~。


パパは『学園祭みたいだな』って言ってた。その学園祭っていうの私は知らないけど、これと同じ感じなら楽しそうだなと思った。


学校のお祭りには、芸人とかも来るんだよ。ほとんどテレビとかでは見ない人だったりするけどさ。でもあんまりウケてなかったりしても、私、見てるだけで楽しいから好きだよ。来てくれてありがとうって思う。


お祭りは夕方からで、夜の八時まで続く。でもステージは早いうちで終わるけどさ。アナウンスの声とかが騒音になるから日が暮れる前までなんだって。仕方ないね。


「今年はお父さん行けないけど、一人でも大丈夫?」


もうちょっとしたらそろそろ行こうかなってなった時にパパがそんな風に訊いてきた。


「うん、へーきへーき。よっしーとマリーと待ち合わせしてるし。パパはゆっくり仕事しててよ」


実は去年まではパパも一緒に行ってもらってた。一人で行くのは怖かったんだ。危ないこととかあるわけじゃないけど、パパが近くにいないっていうのが怖くてさ。よっしーとかマリーとかが一緒でもダメだった。


でも今年は何か平気だった。怖いって感じがしない。それだけ私も成長してるってことなのかな。


パパはさ、こうやって私がちゃんと平気になるともうしつこくしてこないんだ。クラスの子の中には、もう自分でできると思ってることでも親がついてきたり口出ししてきたり手出ししてきたりってウザイっていってるのもいた。そういうのって、<過干渉>って言うんだよね。


だけど私のパパは、優しくて甘えさせてくれるけど、私がイヤだなって思うベタベタのしかたってしないよ。私が自分でできることは任せてくれるよ。私が『ムリ!』って思っちゃうことはムリさせないだけで、ムリじゃなくなってできるようになったらやらせてくれるよ。


だからさ、今年は友達だけでお祭り行くんだ。楽しそう!


そろそろ時間だ。


「いってきま~す!」


「はい、いってらっしゃい。気を付けてな」


パパはいつもちゃんと挨拶してくれる。私のことを無視したりしないから、すごく安心できるんだ。



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