第3章第4話 再会?再会!再会!?早くも再会!!
「・・・湊・・・おまえ・・・意味分かってその言葉使ってんのか?」
「うん、分かってるよ。ボクは駿だからこんなこと言ってるんだよ」
衝撃的だった。
約数日でこんな知識を手に入れているとは・・・。
「・・・湊、オレやっぱ出ていかねぇわ」
オレは逃げ道を作った。
湊のペースに持ち込まれたらヤバい。
「それでも、今抱いてほしいの」
湊は逃げ道を粉砕していきました。
まずい・・・非常にまずい。
このままだと歯止めが利かなくなる。
理性も持たなくなる・・・。
このままだと千秋に・・・。
・・・千秋・・・?
・・・千秋って・・・誰だ・・・。
・・・彼女か・・・誰かかな・・・。
まさか、オレに彼女なんているわけないし・・・。
母親・・・だったとしても普通は言わない・・・。
姉・・・ってどんだけブラコンだよ!?
妹・・・もあり得ないな、たぶん。
もしかして男か?
千秋って名の男もいるし・・・。
でも男とは考えにくい。
やはり、彼女かな・・・。
「分かった、湊。一度だけ、一度だけだからな。これが終わったらオレの居場所を伝えてくれ」
「・・・分かったよ、約束する。その代り、今夜だけは・・・目一杯、ボクを愛して」
「約束するよ」
そうして、オレは18禁な夜を越えたのであった。
6月24日午前11時
・・・朝か・・・。
もうすぐ昼だけどな。
さてと、飯食ったらここを出ていく準備しないと。
オレには湊を置いてはいけないけど、今はそれより大事なものがあるはず。
湊にはまたいつか会えるさ、きっと。
さ、昨日買っておいたパンでも食って、支度しようか。
部屋を出ると湊がいた。
この時間はいつも山なのにな。
「おはよー!」
別れるってのに元気だな・・・。
「準備終わったよ!」
準備しておいてくれたのか・・・最後までありがたい・・・。
「ご飯も作っておいたよ!」
ホント、ここ出ていきたくなくなってきたよ・・・。
オレは涙を堪えながら湊の料理を食べた。
「うぐ・・・」
なんだこの味は!
・・・ぜ、絶望的だ・・・。
こ、これは人の食べるものじゃねぇ・・・。
材料に得体の知れないものが入ってる・・・。
だが、ここで全てを平らげるのが男だっ!!
と、思いましたが、「人間には必ず不可能というものがある」と実感しました。
オレは昏倒し、そのまま次の日まで倒れこんだそうな。
6月26日午前9時
・・・朝か・・・。
昨日は1時間と起きていなかった・・・。
まあ、湊を抱いている時は別だけど。
ってところでなんか居間の方が騒がしいことに気付いた。
「・・・湊?」
オレが居間に行くと湊がひとりの少女と争っていた。
「あ、駿おはよー!」
「・・・駿?」
少女がオレの方を振り向く。
次第に彼女の目には涙が溜まっていった。
「ああ、おはよう。で、この子誰・・・」
この瞬間、オレはあるビジョンが脳裏に浮かんだ。
「なあ、千秋ちゃん」
「なんですの?」
「明日、外国の大学に行くんだろ?」
「そうですわ、駿くんと別れるのは寂しいですけれど、すぐに卒業して戻ってきますわ」
「じゃあ、その時オレも凄い剣士になってるぜ!剣道全国で優勝してやるよ、絶対にな!」
「駿くんならきっとできますわ、私も同じくらい頑張ってすぐに帰ってきますわ!その時、駿くんのお嫁さんになります」
「それじゃ、楽しみに待ってる!絶対にすげぇ奴になって戻ってこいよな!」
・・・ガキの頃の・・・オレ・・・。
そして、この少女が・・・千秋・・・。
その瞬間、オレの頭の中に数々の千秋との思い出が溢れてきた。
「・・・ち・・・あ・・・き・・・?」
「駿!」
千秋はオレに抱きついてきた。
「思い出してくれたのですか?」
ああ、そうだ。
思い出した。
千秋はオレの・・・オレの彼女だ。
「思い出した!千秋だ!夢じゃない!」
オレは千秋を抱きしめ返した。
肩に無数の雫が落ちてきたが、オレはそれが無性に嬉しかった。
オレのことを待っていてくれた人がいたことが、とても嬉しかった。
でもなんで思い出したのがガキの頃の思い出?
タイトルウザいっすねw




