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大物あらわる!

今回は大物狩ったり剥ぎ取ったりするので多少グロい表現があります。

苦手な方ご注意下さい。

フランに肉の剥ぎ取り方を教わってから肉を剥ぎ取る。

以外と楽しいんですよ、これが。

毛皮が綺麗に剥ぎ取れると達成感があるし、段々私が知っている肉の姿になるのは面白い。

私と同じ年頃の女の子なら、血を見て真っ青になるのがほとんどだとは思うけど、私は前から喧嘩がしょっちゅうだったから血なんて見慣れている。

だからフランに楽しそうに狼の内蔵を取り出す私を見て微妙な顔をされても困る。


「うん。このくらいあれば大丈夫でしょ。そろそろギルドに行こうよ。」

「うん……そうだね。こゆきに常識を求めるのはもう諦めるよ。」


おーい、聞いてますか?

ギルドに戻るって言ったんですが?何故私の常識の無さの話しになる?


「ほらほら、行こう行こう。」

「うん……。」


フランを無理矢理立たせて歩く。

負のオーラが凄いですね。細かいことを気にし過ぎるとストレスたまってハゲますよ。まあストレスの原因は私なのだが。

明るく行こうぜ。


「ん、あれ?」


フランどうした?突然声あげたりして。ストレスでイカれてるんじゃないよね?


「今君が何を思ったのか知らないけど取り合えず全力で否定させてもらうよ。」


あら、君は勘が鋭いね。


「そうじゃなくて、今何か獣の鳴き声が聞こえた気がしたんだよ。」


獣の鳴き声ですか。


「よく聞こえたね。」

「うん。風魔法でかなり細かい音まで拾えるようになるからね。そうじゃなきゃ聞こえられないよ。」


へぇ、そんな使い方が。

後で教えてもらおう。


「声自体が小さい感じだったから、それなりに近くにいるんじゃないかって……、」

『ガォォォォォオオオ!』

 

………は、はは、

今のは、私にも聞こえたよ。さすがに。


「結構、近くにいるみたいだね……多分、声量からして大型の、上級者向けの魔物だと思う。」

「おお、冒険初日にしてボス級の魔物にエンカウントか。」


いきなりだね。


「多分、この距離からして接触は避けられないよ。どうする?」


おや?フランさんはおかしな事をおっしゃる。

そんなの、愚問ではないか。


「殺るしかないでしょ!」

「女の子ならそういうことに躊躇してほしいんだけど……。」

「さて、次は武器を使うか。」


フランは無視だ。


んー、迷う。ノワールにいろいろ試さしてもらったけど、結構何でも使えたんだよね。

近距離用でも遠距離用でも、かなりマイナーっぽい武器でも。

だから得意不得意では選べな……

……あでも、前世では素手で喧嘩してたから、攻撃範囲がかなり狭い短刀は感覚が掴みやすい。だって短刀もかなり相手の近くに行かないと当たらないからね。投げるなら別だけど。

よし、短刀にしよう。


「さあ来るぞ来るぞ!フラン、最初は行かせて!危なくなったら変わる!」

「はいはい。」


グオオオオ!


間もなくして表れたのは、立派なたてがみを持った黒獅子だった。

うわ、大きさがハンパない。二メートルくらいあるんじゃないか?

あ、そんなに見つめないでよ、照れるじゃないか。そんなに熱々(笑)な視線を向けられたら、こっちも殺る気があふれてくるね!

しっかし、見事な毛皮だなぁ……ブラックウルフなんか目じゃないね。短毛なのが惜しい。私はどちらかというとモフモフがお好みなんだ。あ、でもたてがみはモフモフだね。良いよ!

これ戦闘が長引くと汚れたり傷ついたりしちゃうなぁ。出来れば綺麗な状態の物を剥ぎ取りたいからね、よし。

一撃で決めよう。


「さて、君には悪いけど、この刀の錆となってもらうよ。」


その言葉と同時に一気に跳躍する。

私が迫って来たのを確認して慌てて体制を整えるが、もう遅い。

右手に持った短刀で、一気に黒獅子の喉元から腹まで縦に切り裂く。


ここまでしたら放っといても出血多量で死ぬ。


ごめんな。この世は弱肉強食なんだ。怨むなよ。

南無南無。


「俺が入る隙なんてなかったじゃん……。君どんだけ強いの……。」

「いや、そんなつもりは本当にないんだけどね?ほら、前にやんちゃしてたって言ったじゃん。その経験だと思う。」

「一体どんなやんちゃしたらこうなるの!?」


いやいや、本当だよ?幼馴染みのクソ教師がめちゃんこ強くてどうにかして勝ちたかったから必死に努力したよ。お母さん(元レディース総長)仕込みの喧嘩は、始めこそぎこちなかったものの、繰り返すうちにどんどん強くなった。最も、殴り飛ばす相手はカツアゲ集団とかだから罪はない。でも結局幼馴染みだけには勝てなかった。

そういやあいつどうしてるかなぁ……、


「どうしたの?」

「結局一度も勝てなかった奴を思い出してる。」

「……魔法も剣も最強クラスの君が勝てないって、どんだけなの?その人Zランクとかになってたりするの?」

「まさか。ありえないありえない。その人は私の幼馴染みだよ。年上で男っていうのはあるんだけど、そんな相手何人も相手したのに、結局勝てなかった。」


頭使うようなボードゲームとかならあるけど、武術とかなら一度もない。

何故あんなに強いんだー!って理由を聞いたら、「年下の女よりも弱いなんて格好がつかないだろ。俺が守るって決めたんだから。」と言っていた。それが強い理由になるわけねぇよ!

っと、そんなことより


「まぁ取り合えず剥ぎ取るから、手伝って。これサイズが大きいから。」

「わかった。けど凄いね。一撃で仕留めたから毛皮が綺麗だよ。これは高く売れそう。」

「うん。私もそれを狙ったからね。」


黒獅子、じゃなくて、ブラックライオンの毛皮はやはり切り傷とか血での汚れが最小限で、良質だ。これは良い。

血は洗い流せるし、十分だ。


さて、早速ギルドに行って金に変えるぞ!


フランあんなんだけど本当に強いんですよ!本当ですよ!

(フラン)「じゃあ何で俺の戦闘シーンがこれっぽっちも無いの!?おかしい!」

いや、ごめん。私がこゆきを愛しすぎてるから君の出る幕が減るんですよ……。

(フラン)「は!?」

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