子供誕生!!
「ぅあ……」
「ふふふ」
目が虚ろ、そろそろ死が近い事の証ね。
でも、この騎士は生きる事を諦めてない。
体の内側って外に出てしまうと風に吹かれただけでも凄く痛いのに、助けを求めて動こうとしてる。
だからこそ、私が助けたら調教しなくても一生の忠誠を誓ってくれそうね。
「偶然だけれど、私の行いが良い方向に働いてくれたわ」
「ぁ……ぁあ……」
「ふふふ。助けて欲しい?」
「ぁ」
私に手を伸ばそうとするから思わず問い掛けてしまったけれど、弱ってるイケメンが私に救いを求めようとしてる姿は嗜虐心を擽るわ。
その思いのままに行動したら彼はどんな表情を浮かべるのか、とっても気になるけど、新たなる下僕を苦しめては女王としては失格ね。
ここはちゃんと女王の器を持って、彼を救いましょう。
あっ、でも、その前に聞いておく必要があるわ。
「そう。なら、私に永遠の忠誠を誓えるかしら?」
コク……コク……
もう言葉も話すことが出来なくなってるわ。
早くしないと彼は亡くなってしまう。
彼もそれが分かるからこそ、私に全てを捧げてくれると約束してくれた。
その想いに私は力を持って応えましょう。
「ふふ……回帰魔法。修復」
シュルシュルシュルシュル
どんどん負った傷が無くなり、体が小さくなり、純粋無垢なる子供へと還って行く。
その姿はまさに神秘的でありながら、神の見技を思わせる……
「私は女王なんて器には収まらないかも知れないわ」
こんな素晴らしい力を扱えるのだから、私は女王神を目指せるんじゃないかしら?
「そうなったらイケメンだけを聖職者にして、私を崇めさせましょう」
そうすれば私はイケメンを見て満足できて、彼らの秘密を握れるわ。
その過程で汚職まみれになったら、イケメン達を盲目的な崇拝者へと変えるのも良いわ。
ああ!!考えれば考える程、妄想が止まらなくなるわ!!!
パシュ
「あら?終わったみたいね」
回帰魔法は戻すまでに時間が掛かる筈だけど、今回はいつになく早いわ。
「私が妄想に耽り過ぎたのが理由でしょうけれど、それにしても可愛いわ❤」
金髪にブルーダイヤモンドを思わせる瞳、体格は子供らしく小さく、表情は元気溌剌としていて……女の子として育てたくなるわ。
「ママ陛下!!」
「え?」
ママ陛下?今、この子は私の事をママ陛下と言ったわよね?
「…………っ~~~~~!!!!!ええ!!」
ギュ~~~~!!!
「く、苦しいです。ママ陛下……」
「はぅ!!」
苦しげな表情に涙目なんて反則技をして来るなんて……なんて可愛さなのかしら!!!!!




