ひゃひゃひゃ…
僕は目の前で激しい戦闘を繰り広げる兄さんと、マルミスタさんをただ見ているしか出来なかった。
兄さんは騎士では珍しい拳で闘う騎士だ。
その兄さんの実力は王国でも二位の実力を持っている。
並の相手なら兄さんは無傷で勝てる程の実力があるけど、マルミスタさんはその兄さん相手に互角の戦闘を繰り広げられる程の実力の持ち主だった。
僕の目では二人の戦闘は追えないけど、何かを殴る音が聞こえる度に兄さんが無事か心配になってしまう。
戦闘してるのに無事な訳ないとは分かっていても、僕を助けに来てくれた兄さんが無事であって欲しいんだ。
だから、僕は兄さんが無事に勝つと信じて状況を見守るしかない。
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ガン!ドガン!!ドゴゴゴゴ!!
「やるじゃねえか!」
「貴方こそ、私のスピードに追い付くなんて凄い身体能力ね!」
最速と自負してるだけに私のプライドはズタボロになってしまったけど、お陰で落ち着いて彼と戦える!
「ハハハハハハ!!追い付けてなどいない!!ただの勘だ!」
「勘だけでここまで戦えるなんてとっても厄介ね。でも、私の強さは速さだけではないわ!」
最速は最速、その先の段階の速さは手に入れられてない。だからこそ、私は速さの修業を積みながらある修業も行っていた。今までは使う余裕がなかったけど、こんな危機的状況で余裕が無いと言う理由で使わないままでいてはダメ。こんな状況の時こそ、やってのけるのよ!!
「ハアアアアアアアアアア!!!!」
「ッ!?」
なんだこりゃあ!?今まで以上の不気味さを感じるぜ!!勘だが、心臓の辺りで何かが蠢いてる!!こりゃあ、危険だな……速攻でかたをつけたいが、マルミスタの素早さは俺を上回っている。今までは勘でなんとか避けられただけに過ぎない。ならば、勘では無く実力でかたをつける!!
「ハアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
俺の中に眠る尽きる事の無き戦闘本能!!お前の力をみせて
ドゴォオォォオオオオオオオオオオーーーー!!!!
「「っ!?!?!?」」
(な、何が起こったの!?)
(俺の戦闘本能が引っ込んだ!?)
《次回!二人の前に現れし、強敵》
投げやり




