一難去る
スズカは、声にならない声を出しながら頬を涙がつたう
リリスが笑顔でスズカに振り向き悪戯っぽい笑顔をむける
リリス「アラアラ 泣いちゃって そそる顔 大丈夫よ 女の子 子供 大好きって言ったでしょ」
その言葉通り 爆炎が収まった所にモモが無傷で、何があったのか理解できない顔で立っていた
リリス「リリスは、イイ御主人様だからオモチャを簡単に壊したりしないわぁ~でも貴女の今のその顔ゾクゾクしちゃうから切り落として飾っておきたいわぁ」
そう言うと頬を赤らめ艶めいた残虐な笑顔をみせる
ベルゼ「リリス 悪戯は、ここまでにしておきましょう 他の者達の気配も感じます」
ベルゼがリリスの隣に降り立ちささやくような声で伝える
リリス「アラ そうね 今遊んでも面白くないものね もっともっと集めて盛大に遊ばなきゃ 血みどろの戦争が一番楽しいもの」
ベルゼ「では、行きましょう」
パチン そう言うと指を鳴らすベルゼ
ブ〜ン
空間が揺らいで巨大な蝿がモモとスズカの後ろに現れる
ベルゼ「お前達その子達を回復しながら運んでおくれ」
ブ〜ン
巨大な蝿達のは、モモとスズカを薄いシャボン玉のような魔力で包み そのまま抱えて飛んで行く
リリス「ベルゼ 貴方の眷族もっと美しくできないの?」
首を傾げながらベルゼが
ベルゼ「? 虹色に輝いて美しいじゃないですか?」
リリス「うげ〜 そこのセンスだけ合わないわね」
ベルゼ「それよりリリスあのケモノは、どうします?」
ずっと蚊帳の外にいた白太郎に二人の魔神の鋭い目線が向く
リリス「モモとスズカが可愛く懇願してきたから 今回は、見逃してあげる」
ベルゼ「おや お優しい」
リリス「アラ失礼ね リリスは、いつも優しいわよ」
白「くっ 待て…二人をどこに連れて行く…」
息も絶えだえ 立ち上がる白太郎
リリス「五月蝿いな せっかく見逃してあげようとしてるんだから ケモノふぜいが私に話しかけないで」
リリスの人睨みで、吹き飛ばされる白太郎
リリス「さっ行きましょう」
ベルゼ「可哀想に」
リリス「うるさい行くわよ ベルゼ」
ベルゼ「ハイハイ かしこまりました」
そのまま飛び去る影
白「くそったれ」




