↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/24

撲殺バットエンド!【最終回】

そこのお前。


そうだ、お前だ。


この話が読みたいか?


なら、


とりあえず聞け。



今までこんなバカげた茶番劇を見てくれてありがとう。


有澤に変わって俺が礼を言う。


またいつか、




会えないだろうな。


by 宮義 麗央

(と、バカな仲間達+バカな作者)

 ――卒業式


日菜と別れて一年半が過ぎた今日は卒業式だ。


俺がノーマルに戻って一年半でもある。


英里とは、結局また別れてしまった。


そこのお前。



……なんて俺はもう言わない。


理由だろ?


俺が彼女から強制的に貰ったアッハンな衣装とか、俺を撲殺した2リットルのペットボトルとか、彼女の毛剃りした斬首刀カミソリとか……何もかも捨てられなかったからだ。


バカだよな、俺。


何でこう同じ事ばっかり繰り返しちゃうんだろう。



……あ、日菜が前にいる。


卒業証書持って楽しそうに男と歩いてる。


――ん?


俺に気付いてこっちに走ってきたぞ。


「麗央!」


彼女が笑いかける。別れてから一度も話してないから、声が凄く懐かしい。


普通マンガとかの卒業シーンは青空に桜吹雪とか舞ってて綺麗だよな。


でも、俺らの真上は厚ぼったい雲が太陽を覆い隠してる。


風も台風並みに強くて、桜なんか昨日の暴風雨で散って地面に貼りついちゃってる。


グラウンドはゲチャゲチャで、雰囲気なんて一欠片もありゃしない。



「卒業おめでとう」



でも、


桜吹雪は見れなかったけど、彼女の笑顔が最後に見れただけでいい。


これからはお互い社会人になって、会えなくなってしまうのは切ないけど……。



俺が日菜と出会ったのも運命。


日菜と別れたのも……運命。


次に彼女が出来たらさ、俺は二度と浮気なんてしないから。


お前を色んな意味で超える女が、あと何年、いや何十年? もしかしたら死ぬまで……見つからないかもしれないけど。


「おーい、日菜!」


彼氏が日菜を呼んでる。


「待ってってば!」


日菜ももう普通の女の子だな。


だから彼氏が出来たんだろうけど。


「ねぇ、麗央」


「ん?」



「――――だよ」



その瞬間に暴風が吹いて、言葉がちゃんと聞き取れなかった。


お互い髪もぐちゃぐちゃで彼女の顔も見えないから、唇の動きもわからない。



でも――



彼女が直後に、



笑顔のまま抱きついてきた。




俺は何が起きたのか


サッパリわからない。



さっき彼女はなんて言って、


どうして抱きついてきたのか。


「おい、彼氏見てるじゃん!」


焦る俺に、日菜が一言。


「あれはイトコ! 彼氏はここにしかいないよ」


益々、


……わからない。


俺が……


彼氏?



突風の中、呆然と立ち尽くす俺に『彼女』が言う。



「次、他の女に手出したら金属バットで撲殺だからね!」



付き合ってた最初の頃、えらく癇にさわったその口調が、『俺はマゾヒストになってしまったんだろうか……』ってくらい、嬉しくて仕方ない。




そうだ、人生はいつだって必ず、終わりと始まりが繋がってる。


俺と日菜の、運命の糸のように。


雷がゴロゴロ音を立てて、付き合ったあの日と同じ、雨が降ってきた。


でも今日はいつの空よりも清々しい、俺たちだけの入学式。



大丈夫、明日は絶対快晴だ。



『雨降って、地固まる』って言うだろ?



END

皆さんこんばんは!

有澤透真です。


サディストは今回で最終回となりました。


さっき『あと2〜3回』とか言ってたくせにね(笑)


変わり身の早いダメ作者です。


最終回で麗央が聞き取れなかった、日菜の言葉を教えます。



「刑期終了だよ」



です。


気になってましたか?



サディストについては有澤のブログで語ろうと思ってます。

文字数が足りないので……(笑)


今日の夜10時までに後書きをアップしますので、興味がある変わり者は有澤ブログに集まって下さい(笑)


皆様、こんなジェットコースター級なバカげた作品を今まで読んで下さって、本当にありがとうございましたm(_ _)m


またいつかお会いしましょう!



有澤透真メス

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。