REOpenー開く傷口ー 1
そこのお前。
そうだ、お前だ。
この話が読みたいか?
なら、
靴を持って帰れ。
(詳しくは中を見るがいい)
by 宮義 麗央
最近、危険物の様子がおかしい。
そこのお前。
そうだ、お前だ。
どう様子がおかしいか教えて欲しいか?
なら、
自分の靴の臭いを嗅いでみな。
のわっ!
も、持ってくるな!
物凄いスメールが!
がががががガスマスク!!
な、ない!
こうなったらグレープフルーツの皮半分で代用だ!!
ーー5分後
日菜がすっかり抜け殻状態なんだ。
気抜けしてるって言うか……
英里が俺にベタベタしても無反応……
俺が話しても上の空だし、いつもの凶器っぷりも全然出さない。
俺をゲッチュする為の策略かな? とも思ったんだけど、何か違うような……
今、部屋に二人でいるんだけど、さっきから背中向けたまま顔すら見てくれないんだ……。
普通の女の子に戻ったのかな?
「日菜、おーい、日菜」
「……」
ほら。
まるでRPGの死体みたいな反応だろ?
心霊スポットに行ってからもう一週間経ってるけど、その間キスすらさせてくれなかったんだぜ?
やっと普通の恋人同士っぽくなってきたのに。
もうこうなったら虐めちゃうか!
ふんふふん〜(鼻歌)
俺は日菜を後ろから優しく抱きすくめる。
耳元でポソリと囁いちゃったりして。
「日菜、いい加減俺に抱かせな。気持ち良くしてやるよ」
沖縄の某お菓子ぐらい激甘だ。
あー楽しいなぁ!
主導権がようやく俺のものに……
ーーポタッ
……?
生ぬるい何かが俺の手に落ちた。
鼻水? お前、花粉症か?
俺は日菜の顔を覗き込む。
ーーえ
何で……
何で泣くんだよ……
俺、まだ何も……
「日菜……?」
いつもの俺なら、日菜が泣けば嬉しいはずなのに……性感帯が反応するどころか、凄まじい罪悪感に心が刺される。
「離して……」
手が、振り払われた。
鞄を持って日菜が立ち上がる。
俺の顔を一度も振り返らずに、玄関に向かって歩いてく。
「日菜っ!!」
どうして止めるんだ、俺。
彼女が去れば、俺は平和に英里と付き合えるのに……
屈辱的なことばかりさせられて、激しく合わないはずの彼女なのにーー
「麗央、ごめんね……」
謝るな……
「あたし……」
言うな……
「好きな人ができちゃった……」
聞きたくねえよ!!
小説は下手なりに書けるのに、
眉毛が描けません。




