悪魔と女豹のサド・サンド
そこのお前。
そうだ、お前だ。
この話が読みたいか?
なら、
作者に勝負パンツを献上しな。
(作者は女だ)
ちなみに勝負のメドは立ってない。
by 宮義 麗央
俺のアパートで、敦士が勝手に企画したお泊まり会が始まってしまった。
「いや〜っ、たーのしいねぇ〜っ!」
花札とカクテル缶を両手に出来上がっちゃってる流氷の悪魔。
お前確か酒は激弱だったよな。
そしてまだ両サイドで睨み合いが続いてる。
でも、二人とも敦士と同じく酔っちゃってて、殆ど目が据わってる。
そこのお前。
そうだ、お前だ。
何で二人がベロベロに酔っているか知りたいか?
なら、
美味しいコーヒーを入れな。
……ん?
搾りたての雑巾汁の匂いがするのは気のせいか?
まあいい、温厚な俺に感謝しな。
二人が酔っている理由。
それは飲み比べ対決をしたからだ。
結局、勝負の軍配は日菜に上がったが、へべれけな二人は勝負をしたことすら覚えていないようだ。
すなわち、この中で唯一正気なのは俺だけってわけ。
ある意味これは安全であって、等しく危険でもあったりする。
どっちに転ぶかは……これから様子を見ないと解らない。
いっそ三人まとめて、完全に酔いつぶれてくれりゃあいいんだけど……。
「じゃあ俺シャワー浴びて来るからあと頼むな、敦士」
立ち上がる俺に向かって敦士は敬礼し、
「まっかしといてぇ〜ご主人様っ、にゃはは〜」
と返す。
……任すんじゃなかった。
なんか神社の狛犬みたいに向かい合ったまま動かない二人を気にしつつ、俺は風呂場へ急ぐ。
早くあがらないとな。
あの状態で一番身が危険に晒されてるのは英里だ。
だって、どの角度から見たって『サド・サンド』が出来上がってる構図だろ、コレ。
脱衣所で俺は上着を脱ぐ。
洗面台の鏡に映る俺はやっぱりカッコイイ。
何といってもこの引き締まったカラ……
ダ…
だだだだだ誰か。
誰かいる!
俺の後ろから手が、にょきぃ、っと出てビーチク触ってる!
ちょ、ちょっと気持ちイイじゃねーか……!
よ、よろしく!
……じゃないや!
勇気を出して振り向いてみようか……。
せーのッ!!
ぅわぁぁぁぁ!!
サド・サンドのパンの片割れが!!
「にゃはっ!」
何が『にゃはっ!』だよ、道産子め!!
お前今、任しとけって言ったばっかりじゃねぇか!
ーーガシャーン!!
ハッ……!!
麗央の鼻センサー、血の匂い関知!!
しかも今のはガラスが割れる音っ!
ヤバい! 英里ッ!!
俺はビーチク撫でる敦士をしょったままリビングに走る!
そこに広がる光景は殺人現場……
ただ、俺の中での攻守が綺麗に入れ替わってた。
英里は目が据わったまま、ポカーンとしてる。
その向かいにどざえもん。
そして周りにビール瓶のガラス片が……。
どざえもんがビール瓶を握ってるところと、出どころ不明な工事現場ヘルメットが転がってるところからして、二人は実弾兵器で『叩いてカブってジャンケンポン』をしてしまったのだろう。
……英里、誉めて遣わす!!
とも言ってられないな。
とりあえず証拠隠滅が先だ。
俺は後ろから変態に股間をいじられながらガラス片を片付ける。
あ、変な想像しただろ、お前。
大丈夫、とも言えないがジーンズの上からだからギリギリR指定はかからない。
とりあえずヒューマンエラーが起きたときを想定して、俺の股間にはキラキラを入れておく。
日菜をベッドに寝かして俺はその場を離れ……っ
あ……、アレ?
誰かがベルトを異常な力で引っ張
ギャアアアァァァ!
死者蘇生ッ!!
しかも女豹モード、オン!
ああっ! 前には流氷の悪魔モード、オンの奴もいる!!
完成体サド・サンド!!
お近くのコンビニで購入できますうぅぅぅ〜……
そこのお前。
そうだ、お前だ。
この後何が起こったか知りたいか?
なら、
テレパス使いな……
俺は絶対しゃべらないぜ……
この作品をアップした時点で女は捨てた有澤透真です。
ブログの方にも書いていますが、サディストは設定書も無しに私が遊びで書いてしまった作品です。
まさかこんなにウケると思っていなかったので、始めの出だしがグチャグチャになっています。
完結したら修正バージョンに置き換える予定で、今はその原稿内容を考えている最中です。
こんなアホな作品を見てくださっている方々、本当に有難うございますm(_ _)m
有澤は幸せ者です。感動の余り、目から汁が出てきたので日清のシーフードヌードルで受け止めます。
これからも麗央と相談しつつ作品を練り上げていきたいと思いますので、陰から気付かれないように見守っていて下さい。
気付かれたら危険物によって銃殺刑に処されます。
有澤透真




