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雑記  作者: 飯田橋 ネコ
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大学時代

 完全に理系脳のハズなのに、とりあえずネタで入学してみた某文系私大も通い始めてもう三年。年に一回やってくる殺人的お祭り騒ぎ“芸術祭”で、ダンスサークルと殺陣サークルの中講堂&中庭ステージ公演の音響を全部丸抱えな上、委員会の教室演劇と、ストアハウス自主制作の演劇フェスタの面倒をみつつ、クレーターで殺陣の道具叩いてた未来の妻と22時過ぎに江古田駅までの短い距離を一緒に下校するというミニイベントでフラグ立てに勤しむなどという、事情を知らないヒトが聞いたらまるで意味を成さない上に知ってるヒトが聞いたら愕然とするに相違ない10月〜11月を送っていたそんなある日。


 中講堂の客席下手上空のいつもの音響室でオタリのオープンとラムサの効果卓をなだめすかせつつ、演劇の場当たり稽古をやりながら、来週の日舞の本番用リールをチョキチョキしてた筆者は、インカムより舞監さんからの困惑気味の台詞が流れてくるのを薄くなりつつあった意識の片隅に捉えておりました。


「転換の風の音、最初プロセから出しといて転換終わりで奥の方に持ってったら、って演出の先生が仰ってるんだけど……」


 それ、スゴくかっこいい。やりたい。でも、今ヒト足りない。なんでウチの学年音響一人なの? そもそもなんで演劇とかやる学科なのに音響コースとかないの? なんで所沢校舎卒業した(3トコじゃないのに)のに未だに通ってる(1・2年次の日舞とか洋舞公演の音響のための強制3トコ)の? などという筆者にしてみれば至極当然の疑問が首をもたげ、思わず、


「あと一人いたらなんとかなるんですけど……」


 と、お返事したトコロ、舞監の子が一言一句違えずに“演出の先生”にお伝えしていただきましてありがとうございました。



 何年か後に“演出の先生”と同じ稽古場に入るようになり、顔を覚えて頂き、廊下ですれ違う際にもご挨拶させて頂けるようになりました。何度か“アノ時は大変失礼なことを申し上げました。実はコレコレこういう私大(誤字でないの)でして”と言おうとしましたけれど果たせずの内に、先生は職場の演劇部門の統括をなさるお立場に就かれました。というわけで今更時効でございます。



 まぁ、それはともかく。明後日からは久しぶりに母校に戻り、当時とは比較にならないほど充実した設備とカリキュラムに恵まれた学生さんたちの公演を、遠巻きに眺めつつナニするという三日間がやってきます。今では各学年に複数人いるという音響志望の学生さん。会ってお話するのが楽しみです。


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