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雑記  作者: 飯田橋 ネコ
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一度死んだ日

 夏。


 筆者と同年代あるいは若干上の層のダンサーで構成されるステキカンパニーの舞踊公演。相変わらずの空回り200%全開で、仕込みから稽古、本番、バラシに至るまで、上司よりダメ出しの嵐を頂戴しまくった筆者はある決意を胸に飲み屋に参ったわけです。


 本番終了後の爽快感と開放感。気のいい出演者陣(ダンサーたち)の気のいい飲みっぷり。形容し難いキャラクターなCPの、実に形容し難い賛辞の嵐。そういった心地よい強風吹きすさぶ白熱灯に照らされたタバコとアルコールに満ち溢れた空間で、筆者はどのタイミングで切り出そうか図りかねておりました。


“おまえ、来年から大劇場な”


 ふとした拍子にそう切りだされ、絶句する筆者。2005年以来、10余年に渡り、実に様々な目に遭い、様々な本番をこなし、様々なお客様の笑顔を遠巻きに眺めてきたこのステキ空間から、とつぜんの異動を発令されたわけで、機先を制された感が満載。思わず、


“無理です。オレにはできません”


 と口走っておりました。きちんと云えたじゃんオレ。


 で、その数分後には相変わらず吹きすさぶ強風を眺めながら、


“こんなステキな人たちと働けるというのに分けわかんないコト云って申し訳有りませんでした。オレは今日一度死にました。明日から二回目の人生やってやります!!”


 などと厨二病も甚だしい台詞をツラツラと述べていたわけです。まぁ、こうした文章を書くようになったキッカケも或いはこの、一度死んだ日、にあるのかもしれません。一度死ぬのマジオススメです。


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