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love or money

xxxx年。地球では文明の発達に伴い、多くの資源が使用されてきた。代償として多くの資源が底を尽きら頼るところは風力と火力…。しかし温暖化の影響で風力もままならない。人々が火星への移住計画を考え始めたその矢先、その予定を覆すが如く地球のとある場所に石油が溢れ出した。 その場所は――



同年4月 アラブ首長国連邦

「えー、我が国の石油垂れ流し問題について…」

「垂れ流しって言わないでください。地底石油氾濫問題です。」

カンドゥーラとクゥトラを身にまとった男2人が、かなり大きな広間で中心に立ち、50人はいるであろう男達に向かって話していた。

周りの様子からするにこの2人はかなり立場が上のもののようである。

「あー、うんうん。それだ。とにかく各国に石油は出している状況にあるわけだがー、まぁ石油が出てる国はよく狙われると、みんな知っていると思う」

「やはり溢れているところから直接取りたがるもんですね」

冷静なツッコミを入れるのは若めの男だ。年の頃は21くらいか。その隣でゆったり話しているのが50を過ぎたであろう、ヒゲを蓄えた背の高い男だ。

「で、相手の国が強行手段を取るとしたらだね、人質をね、取るわけだ」

「はぁ。その場合の人質は誰になるのでしょうか」

「うん、お前だな」

「へ?」

「お前…頼むから王族という自覚をもってくれないか…」


この中心で話していた男2人、王と王子という関係性であった。

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