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その好調は不安となりて

接戦が続くスターと空弧の戦いとは裏腹に魔神族迎撃部隊の戦闘は終始人族が優位に立っていた。


「このおーっ!!」


発言と共にモイスは銃弾を乱れ撃ち、その弾丸で魔神族を撃ち抜いていく。


「数ばかりいたってね!!サンダー・ダンス」


シレットもモイスに続き、その名の通り踊る様な構えで雷を乱射し、魔神族を迎撃していく。他の小隊、部隊の活躍もあり、魔神族の部隊は既に半数にまで減らせていた。だが、その活躍が逆にコンスタリオの脳裏に不安を過らせる。


「可笑しい・・・敵の侵攻が弱すぎる。纏まった侵攻であればもっと明確な作戦行動を取ってくる筈、それが無いという事は一体・・・まさか、陽動なの?」


縁起でもない不安を脳裏に過らせ、身に震えが出るコンスタリオ。次の瞬間、巨大魔神族が暴れだし周囲を無差別に攻撃し始める。


「ちっ、無差別に攻撃するのかよ!!」

「これじゃ、数が多いこっちの方が不利だわ」


そう語るモイスとシレットの声を聞いて我に返ったコンスタリオ。すぐさま


「体制を立て直すわ。一度距離を取って、砲撃部隊は砲撃を!!」


と指揮を執り、隊を下がらせつつ砲撃で巨大魔神族を攻撃する。


「考えるのは後!!今はここを切り抜ける事が最優先だわ」


そう自分に言い聞かせ、コンスタリオも前線に出ていく。そして


「コールド・ナックル!!」


と言って両拳に絶対零度を纏わせ、その拳に触れた魔神族を凍結させていく。


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