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第1話【薄れゆく意識の中で。】
俺は和泉博人。高校二年生の中二病。
中二病なこと以外は特に普通の人生。普通の人生っていってもまぁ、頭がいいわけではない。
顔も特別良いわけではなく普通だし、別に恋愛とかに興味があるわけでもなく当然彼女もいない。
金をたくさん持っているわけでもない。本当のことをいえば趣味に使いすぎて金欠だ。
実際、興味があるのはゲームとか異世界転生とかだ。
ちなみに、友達があんまりいないのは内緒だ。
と、その時、俺はとある違和感を抱いた。
「周りが...揺らいでる...?いや...空間が歪んでいるのか...?」
周りの歪みに加えて、自身の意識が徐々に薄れていく。
なんなんだろう。脳に何か異常でも発生したのか?
俺はどうなるんだ?
いくら中二病としてもこればかりは怖い。
なにせ自身の脳に異常が発生したかもしれないから。
病院に搬送されて手術で死んだとか、たまったもんじゃない。
そういうのは勘弁してほしい。
それにしてもそろそろ意識がヤバい。
心の中だから喋れるが体はとっくに動かない。
あぁ、これから俺はどうなるんだろうか。
これが、俺が”あの世界”で思った最期の言葉。
あのあと”あの世界”での自分がどうなったかなんて知らない。
ただ、わかるのは一つ。
ここから、俺、「和泉博人」の二つ目の物語が始まっていく。




