第九話:脱獄その四
ソラとジンは色々な思考をこらして敵と戦っている‥‥‥‥‥‥‥
ジン
「あの警官どうやって倒す?」
ソラ
「ぃや‥‥分からない」
警官C
「うおりぁ〜!」
警官はトンファーを振り回す。
ジン
「ひぇ〜、対応出来ねぇ。」
するとソラはあることを思い出した。
そう、この修行の目的。
ソラ
「ジン、何もこいつを倒さなくたっていいんじゃないか?俺らの目的はこの刑務所から脱出することだ。」
ジン
「それもそうだな‥‥でも出口は警官達の後ろ側にあるから、こいつらを一旦巻かないとな。」
ソラ
「そうだな‥‥どうするか‥‥」
警官C
「ハハハ、何をコソコソ話しているのだ!くたばれ!」
警官はトンファーを振り回す。
ソラ
「ヤッベッ!」
ジン
「しょうがない、まずはあのトンファー野郎をどうにかしないとな‥‥」
ソラ
「そうだな、よおし、ピッチリング」
ソラのリングが空を切る。
ソラ
「いっけぇ!」
警官C
「ふっ、またその技か‥‥さっきの二の舞だな、いけ!わが忠実なる僕、警官達よ!」
警官達
「ウキャァー!」
ソラ
「ふっそう来ると思ったぜ、」
そう言うとソラは羽を二、三本ぶち抜いてこう言った。
ソラ
「フェザーナイフ!」
ソラはそう言うと羽を投げて、自分のリングに当ててリングを回転させた。
リングは円を描くように回りつづけた。
ソラ
「ラージ!」
ここでラージを唱えることにより、螺旋状の巨大な大玉が出来るのだ!
警官達はその渦に巻き込まれバッタバッタと倒れていった。
警官C
「そ‥そんな馬鹿な‥‥俺の最強の子分達が‥‥」
警官Cはおろおろしていると警官Cの背後にいきなりジンが現れた。
ジン
「お前の負けだ、警官C!」
ジンは素早く手刀を繰り出し警官Cは倒れた。
ソラ
「結局この部屋の敵全員倒しっちゃったな。」
ジン
「まぁこれで出口に出られる訳だ!」
ソラとジンは遂に出口を出た。
ガク
「やぁ、よく出られたねぇ」
ソラ
「まぁねぇ!楽勝楽勝!」
こうしてソラとジンはこの難関を見事潜り抜けたのだった。
その夜ガクはソラとジンが寝た頃に、一人で何かをしていた。
ガク
「グハァ、クソ体が持たねぇ‥‥」
ガクは血を吐いていた。
ガク
「だが俺が死んだらソラとジンは‥‥」
そう言いながらガクはある本を開いた。
その内容はこうだ
「天使が人間界に行くと、物凄い早さで成長する、しかしその代償に、天使の力を失う。」
ガク
「俺がソラとジンに結界を張ってやらないとあいつらもいずれは‥‥天使の力を失ってしまう!」
この天使の力を失うこと
その名も
「lost angel」