第七話:脱獄その二
ソラは敵を倒してひと安心。と思いきや新たな敵がゾロゾロ。どうなる?
ソラとジンは、警官を一人倒し、その場を後にした。
ソラ
「人間なんてチョロいな、ピッチリングだけであの様だし。」
ジン
「そんなもんだろ、そんなことより次に敵が来たら俺に戦わしてくれ、やりたいことがあるんだ。」
ソラ
「おっ!ジンも新技か?そうゆうことなら任した!」
ジン
「ありがと!」
そう言ってる間もなく、新たな警官が現れた。
警官B
「おっ、お前らの天使か?捕獲だぁ!」
ジン
「じゃぁお手並み拝見といくかな。」
ジンはリングを持ちいつものようにリングを持ちラージと唱える。
そしてそのリングは徐々にトンファーの様な形をしていった。
ソラ
「ジン、もしかしてこれは‥‥」
ジン
「そう、リングを変形させて作った武器だよ。」
警官B
「はん、銃を持ってる俺にそんなもので対抗しようってのか!」
警官は銃を構えて叫んだ。
しかし、ジンは動揺しなかった。
なぜなら‥‥
ジン
「ラージ!」
ジンのリングは警官の腹に一直線に伸びて、見事命中!
警官B
「フグァ!」
そのまま見事に警官を倒した!
ジン
「ふぅ、やっぱりか。」
ソラ
「何がやっぱりなんだ?」
ジン
「ん?ラージは使いようによっちゃぁ最強になれるってことさ!」
ソラ
「あ!なるほどね!」
そしてその様子を遠くから透視能力で見ていたガクは、
ガク
「うん、あいつらなかなかやるな、ラージを使いこなせばもっと成長するはずだ。」
と一人で呟いていた。
そしてそのうちソラとジンは、出口まであと一息というとこまで来ていた。
ソラ
「この地図によると出口はもう近そうだね」
近くにある署内案内板を指さしていった。
ジン
「よぉ〜し、はやく脱出してガクに新しい技教えてもらおっと!」
ソラ
「そうだな、早いとこ脱出だ!」
警官C
「それはどうかな?」
突如警官が現れた。
ソラ
「また出たよ、いい加減消えてくれ。ピッチリング!」
ソラのリングが警官Cの頬をかすめる。
警官C
「痛っ!」
ソラ
「ラージ!」
ソラのリングはでかくなる‥‥はずだった。
しかしそのリングはどこからともなく現れた数え切れないほどの警官に差し押さえられた。
ソラ
「俺のリングかえせぇ!」
警官C
「へっやだね!ほしけりゃここまで来いよ。」
ソラ
「ムキー、あいつムカつく!」
ソラは隠していた背中に生えた翼を大きく広げ今にも飛び出す勢いだ。
ジン
「待ってソラ、俺があのリング取り返してくるから、ソラはここにいて。」
ソラ
「だけどよぉ‥‥」
ジン
「大丈夫、信じて。」
ソラ
「‥‥分かったよ相棒!」
ジン
「サンキュー」
そう言ってジンは敵の方へ突っ込んでいった。