塔の上の妃
皇帝の側室として輿入れすることとなった姫は、離宮でひっそりと暮らす予定であった。政略結婚。人質としての価値があるのかも怪しい彼女は、気付くと森の奥の塔へと連れていかれそこで暮らすことを言い渡される。祖国から連れてきた年老いた侍女と年老いた護衛騎士と、わびしい生活を送ることを余儀なくされる。外界と遮断されながら数年が経過し……
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