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預かり先生時代のみほし

週末用のエッセイを書き始めます。教職時代の小さな出来事です

 こんにちは、みほしです。ここでは、私が教職時代にどんな風に子どもと関わりを持っていたのかを振り返っていきます。


 発達エッセイみたいに、毎日更新ってわけではありません。週末隔週とかでぽつぽつくらい。そのため、そんなに大量に話が積み重なるってことはないと思います。


 ひとまず軽い自己紹介を。


 私は発達障害持ちです。発達エッセイを覗いてもらえば、健常者とはかけ離れた状態であるのは、恐らく一目瞭然だと思います。ラインナップだけ置いておきます。書き始めるときりがないくらい、モリモリてんこ盛りでございます!


 ・中程度のASD

 ・学習障害…国語と算数両刀使い

 ・空間認識能力ガバガバ

 ・感覚過敏…主に聴覚

 ・感覚鈍麻…主に嗅覚

 ・過敏性腸症候群

 ・鬱

 ・自律神経失調症

 ・色弱傾向…運転免許証が取得できる程度


 ここに、"性格が悪い"っていうのも乗っかります。このころ軽度の吃音も出てました。


 こんなにいっぱい…とかなるかもしれませんが、これがほぼデフォルト装備なので特に苦ではありません。困難ではあります。鬱はデフォルトではなく、教職時代の産物です。二次障害ってやつですね! 今でも仲良くやってます。



 私は正規雇用として現場に入ったものの、極度の緊張と先輩からのいじめなどが度重なって、早い段階で倒れてしまって。その後数年パート勤務に切り替えて、同じ職場で預かり先生として勤務しました。


 いろいろなことが重なって、退職できなかった。


 いじめてきた先輩が全部悪いって話ではなく、私があまりに使えなかったってのも絶対あります。どっちかが100悪いって事はありません。


 私が鬱を患ったのは、結果なのです。そうなる経過はありました。でも先輩がずーっと嫌がらせをしてたってわけじゃないし、仕事が出来なかった私も悪い。悪者はいるかもしれないし、いないのかもしれない。それはそのままでいいんです。


 預かり先生になった私は、幅広い年齢層の子どもたちと接するようになりました。最初少なかった預かりの子たちは、私は預かり先生になって徐々に人数が増え、数は倍以上になっていた時期もあります。


 わいわい楽しく子どもたちと保護者を待つ中に、グレーゾーンの子や言葉が上手く出ない子、多動でなかなかの強者の子もいました。


 預かり先生になってからの私は、いろんな子のいろんな個性に触れ、子どもたちから先生として育ててもらえたように思います。数年間の教職時代。今ではなににも代えられない宝です。


 楽しいエッセイにしたいなと思ってます。でも、きれいごとだけでは済まされない。それが教職であり、子どもたちと向き合うことにつながったんだと思います。だから少し辛かったり考えなきゃいけないなってことも、書くかもしれない。


 人間は考え続けなきゃダメになる生き物だと思ってます。分からないことは怖い事ではなく、新しい視野を手に入れる足掛かりになる。だから、考えなきゃなってことは、書く可能性があります。


 のんびりしたエッセイになると思います。なにかありましたら、Xでもこちらのコメント欄などでお声がけください。


 せっかくなので、子どもとの小さな思い出をひとつご紹介します。こんな感じのエッセイになるはずです。

(書いてみないとわからん部分はあるので、その点だけどうか大目に見てください)



 部屋のドアが勢いよく開いて、子どもたちがわらわら入ってくる。

「せんせーこんにちはー!」

「はい、こんにちは。みんな元気やね」

部屋の設備調整をしながら子どもたちの声をかけ、鞄を置く様子を見守る。


 鞄を置いて友達同士で話をする子どもたち。その中、女の子がこちらに走ってきて、私を見上げている。

「どうしたかな」

なにか困りごとかい? と、腰を屈めて声をかける。

「……せんせーは、お母さんおるん?」

ちょっともじもじしながら、その子は私に問いかけた。

「おるよ」

笑顔で答えると、女の子は「えー!」と声を上げ、私もびっくり!

「せんせー、お母さんおるん?!」

「おるよ……?」

話かけてきた子は、両親がいる家庭の子。子どもと話をする際、親の離婚なども加味して家庭の話をするよう、私は心がけていた。


――ちょっと待って、もしやご両親になにか……


いらんことを心配してしまう。鬱持ちなので、こういうとき一瞬で不安になる。

「せ、せんせー、大人なんにお母さんおるん?! 大人なんに、お母さんと一緒に住んでるん?」

「そうやね。お母さんと住んでるよ(?)」

「大人なのにいぃぃいいい??!!!?」

そんな驚かんでも。ひっくり返るぞと思うほど驚いてるじゃないか。楳図かずお氏の漫画にでも出てきそうな顔になってるし。


 なんだかわからないが、彼女の中でかなり衝撃的だったらしい。多分"大人なのにお母さんがいる"って部分と"大人なのにお母さんと一緒に住んでる"って部分が驚きポイントだったんだと思う。


 子どもは年齢が低いと、"お母さん(自分のママ)"と"おばあちゃん(自分のばあば)"っていうのが別個の存在としてあるんだと思う。

 私が長らくそうだった。ばあちゃんはばあちゃんでしかなく、母ちゃんは母ちゃんでしかない。母ちゃんとばあちゃんが親子っていうのが、全然つかめなかった。

「みほしせんせー、お母さんと一緒に住んでるんやって!」

「えー!」

っていうのが、その日のホットだった。


 その子のお迎え。その日はお母さんだった。「お迎え来たよー」と声をかけると、いつものんびり準備をするのに、今日は爆速で帰り支度を済ませてお母さんの元に駆け寄った。

「ママッッ!みほしせんせー、お母さんと一緒に! 住んでるって!!!」

落ち着け。息上がってるぞ。大丈夫か。そんなに興奮せんでもいいのよ。

「そ、そうなの……?」

お母さんは困惑。

「大人なのに! お母さんと住んでるんやって!!」

興奮しすぎて、靴を左右逆に履くほどの喋りっぷりだった。

「そんな大きい声で言わんでいいの! すいません」

お母さん、困惑からのたじたじである。

「いえいえそんな」

私は親御さんと頭を下げ合って、その子はお母さんと帰宅。私は子どもたちの中に戻った。


「せんせーのお母さんって何歳?」

今まで興味なさげにしてた男の子が、それとなく問いかけてくる。

「何歳やろ。50歳にちょっと届いてないくらいかな」

具体的な年齢は出さないに越したことはない。ちょっと多めに盛った。(ごめんな母ちゃん)

「ふーん。僕のお母さんとあんま変わらんね」

気まずいことを言うじゃないかと思ったけど、恐らく大人ほど複雑な意味は含んでない。

「仲間やな」

変な仲間意識が生まれ、グータッチをかわした。



 こんな感じのエッセイです。

 ほぼ小ネタみたいな感じになりますが、長くお付き合いいただければ幸いです。

 よろしくお願いします!


子どもってかわいいですね。こちらの想像を簡単に超えてきます。表情豊か過ぎて心が潤う。こういう子どもたちの個性や、発達特性がある子友達とのかかわりなどを少しずつ出していきたいと思います。

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