02:国会の中に居た似多門(にたもん)国の宝の一つ
最初は、誰?って思った。
でも、その破魔田先生が国会で、ゲームについてきちんとこの問題を取り上げた。
そして外国人による、似多門国の女性たちへの屈辱的な妄言にも触れてくれた。
そこから私は、破魔田議員の過去の質疑も漁り始めた。
似多門国からの赤子輸出を明るみに出した人物らしい。
(何なのこの人、似多門国の議員の癖に似多門民のために働くなんて…本当にこの国の政治家なの?)
私は破魔田議員が大好きになった。
そして次第に私は、
(破魔田議員、マジで似多門の宝じゃん…。この人が総理になってくれたら、似多門国がもっと良くなるんだろうな…)
とすら、思い始めていた。
そしてふと、もう一つの似多門の宝が浮かんだ。
今上帝主御一家、国の象徴。
そこから私は、煌位継承についても大まかに調べてみた。
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・煌室は憲法の外にある特別な存在とされる。
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・煌統の本質について誤解してはならない。
いかなる継承の道を論じるにせよ、その前提には神武帝主以来、万世一系として積み上げられてきた血統の連続性がある。
煌位とは単なる地位ではなく、連続した血統そのものであり、傍系に煌位が移り新たな直系ができる。
その繰り返しで世襲は引き継がれている。
「帝主」を名乗ることができるのは、この系譜に連なる者に限られる。
そしてその正統性は、「男系」、すなわち神武帝主に父系で連なる直系血統によってのみ担保される。
煌統とは「誰の子であるか」ではなく、「どの父系に属するか」によって規定されるものであり、母系を経由した血統ではこの連続性は保証されない。
たとえ血が繋がっていたとしても、それはもはや同一の煌統とは言えない。
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・煌位は、煌祖煌宗から一時的にお預かりしている神聖なものです。
決して、その時代の帝主や、その家族が好き勝手にしてよい私物ではありません。
煌統とは一本の大樹なのです。
直系に煌胤が授からなければ、その枝はそこで終わり、枝となります。
しかし、大きな枝が絶えた時には、同じ根から伸びる別の枝へ戻ればよいのです。
細い枝であろうと、太い幹であろうと、男系という根っこが同じである以上、煌統は一つです。
女系継承は違います。
別の根から生えた枝を無理やり添え木で繋ぐようなものです。
そんなことをすれば、元の幹へ戻ることは二度とできません。
その時点で神武帝主以来の煌統は断絶します。
もはや、その存在は真の帝主ではありません。
天子の階段を上ることはできない帝主を、陛下とお呼びすることもできません。
ただの似多門国王にすぎないのです。
だからこそ、傍系にある御祢家が直系へ戻ることのできる制度こそ、本来の伝統なのです。
男系という根を守ること。
それだけが、何よりも大切なのです。
未来の帝主予備軍である帝主候補、煌位継承予定者を、その時代の人気や感情論で私物化してはなりません。
神武帝主以来、男系だけが一本の線として直結しているのです。
その一点だけは、どれだけ時代が変わろうとも、決して揺るがせてはならないのです。
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・女性帝主は即位時は寡婦または生涯独身未婚で出産していない。
女性帝主が結婚すれば、煌統に異質な血が入り込む。
女性帝主は男系男子継承を守るための特例で、すべて例外的存在で中継ぎ。
男系男子継承を補完するための存在であり、決して女系を認める前例ではない。
女性帝主に独身を求めるのは現代では現実的ではなく、だからこそ制度として女性帝主・女系帝主を認めるべきではない。
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・煌室は神武帝主以来、126代男系男子によって継承されてきたとされる。
これは世界的にも稀有な事例で、これは単なる歴史の偶然ではなく、似多門神話(古祀記、似多門書紀)に記された帝主の起源そのものが男系男子を前提としているからであり、神話を信じる信じないの問題ではなく、伝統の骨格なのである。
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・女性帝主と女系帝主を混同してはならない。
女系帝主は歴史上一度も存在せず、母方のみで煌統に属する女系は王朝断絶と同義である。
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・男系男子の血統が断絶してはならない、人格者である必要はない、質素倹約である必要はない、外国にどう思われるかも気にする必要はない。
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・女性女系帝主を推すのは非国民で、左翼や反似多門勢力が煌室を潰そうとする動きであり、宿リ子帝主だと外国人男に似多門が乗っ取られる。
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・帝主は神でなければならない、神でなければ存在価値が無い。
神武帝主は神が産み落とした子で、その男系子孫は神の末裔であり男系でなければ神では無い。
女性はXXであり、そのXは世代ごとに交わり変化する。
一方で男性の持つY染色体は父から子へと一方向に継承され、他と交わることなくほぼ変わらず連なり続ける。
煌室の目的は似多門民族の染色体の保存であり、煌室はその保存機関であり、Y染色体の継承が帝主の正統性の証であり、失われれば帝主とは言えない。
生物学的見知からも必要なのは血の確保でありY染色体だけ。神の遺伝子は男系男子で継承される。
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・煌位継承は「氏」や「血統」の問題であり、現代の男女平等思想で論じるのは誤りである。
双系継承や直系長子優先は西洋的な考え方で、似多門の伝統にはそぐわない。
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・帝主は祭祀王であり、女性は月経の穢れにより祭祀を安定的に行えない。
ゆえに男系男子こそが祭祀の継続性を担保する。
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・宿リ子帝主を望む声は感情論であり、人気は正統性の根拠にならない。
民の人気で帝主を決めるのは民主主義の暴走であり、煌統簒奪にあたる可能性があり、制度論ではない。
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・旧御祢家は、世代の隔たりや、臣籍降下の歴史的経緯など、世襲の原則から外れていると言われているが、煌室の家法と伝統の観点から言えば、些末事にすぎない。
男系男子という鉄の伝統の前では、世襲の範囲内であり、三世であろうと、八世であろうと、二十世であろうと、変わらないのだ。
現代の、一般社会人の感覚なら、世数を気にする必要が無いことくらい分かるはず。
その後、生まれた子は、正真正銘の生まれながらの煌族であり、男児は皇位継承者に含めることができる。
これこそが伝統の力であり、真の帝主の血を持つ旧御祢家の復帰こそが、伝統を守る道‼
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これらの言葉が、私の胸をざわつかせた。
(…何だこれ?血統が父系だけとか本当にそうなの?と言うか、~ない、連発のあたり…舐めてんのか?つーか染色体ってそんな理解で良かったっけ?最後らへんの、隔たりを問題としないのなら、逆も問題じゃ無いんじゃ。おまけに、真の帝主の血って何。この人達の言う事は意味が分からないものばかり…。
帝主陛下は、国民の繁栄と安全や健康を願い、国民を代表して毎日の宮中祭祀も行う存在…。
男系男子派は、宗教的意味合いもあって、祭主道(神教)の主としての役割と権威もあると言ってたけど…。というか、神教って何だよ…。私が見かけた書き込みの文脈では、男系男子こそ神の教え、逆らうのは神に逆らう、的な意味で使ってたけど…そんな神の教えなんて聞いた事ないぞ…)
ネットから聞こえてくる、今上帝主ご一家への心ない言葉に、吐き気を覚えるほどの怒りを感じて思わず書き込んだ。
《帝主御一家が大好きです!
愛らしい宿リ子内直姫殿下を生んでくださった帝后陛下、そして世界に誇れる時ノ御祢殿下にお育てくださった両陛下に、深く感謝申し上げます!》
今上帝主ご一家が国内だけでなく世界から高い評価を受けているのは事実。
しかしその一言が、彼らの逆鱗に触れたようだ。
《煌室を破壊しようと企む非国民左翼が‼》
《似多門人なら男系男子だろ国賊が!》
誹謗中傷が押し寄せた。
(なぜ…多くの国民から敬愛される今上帝主御一家が好きなのが反似多門なのか。なぜ…国賊なのか)
二次元の世界を与えてくれるこの国が大好きだし今上帝主ご一家を敬愛するがゆえの書き込みなのは分かるだろうに。
(これは…こうして喚き散らしている雑魚どもとは違う…今上帝主ご一家を慕う人達を抹消する空気を作り出そうとしている本物が…いる)
漠然と感じた。
男系男子派と呼ばれる者たちが語るのは、似多門国が世界に誇る古来から続く血の物語。
時代や都合によって美しく飾り立てられたり、歪められたりしながら継がれてきた側面もある。
同時に、宿リ子帝主を推す者たちが全員左翼、反似多門、非国民、テロリストなどと呼ばれていることに気づかざるを得なかった。
私は宿リ子帝主希望者たちが本当に全員そうなのか、自分なりに調べてみることにした。
するとどうだろう。
少なくとも私が見た限りでは、そこにあったのは
今上帝主御一家、
常環ノ御祢家、
高環ノ御祢家、
三環ノ御祢系統の寛仁直王妃盟子様、
への圧倒的な愛だった。
私は胸を打たれた。
今上帝主ご一家のことは大好きだ。
世界に誇るべきご存在であることは、たまに入ってくる情報だけでもそう思っていたし、この国の大半の国民と同じ気持ちである。
だが正直なところ、ご一家のことを深く真剣に見ていたわけでは無い。
自分の目は常に男系男子派の動向に向けられていた。
彼らが次に何を言い出すのか、どうやって理不尽な論理を振りかざすのか。
追跡と反発を繰り返していたに過ぎない。
ご一家は守るべき象徴であったが、自分が愛する二次元の世界のチートキャラクター達とさほど変わらなかった。
しかし、御一家を敬愛する人々と出会い、彼らの言葉に触れるうちに気づかされた。
その人達はただ漠然と好きなのではない。
ご一家の知性溢れるお言葉、
品格ある所作、
季節や場に応じた洗練された服装、
国民の苦楽に寄り添う姿勢、
そして…、
ご一家へ辿り着くまでの古代からの歴史。
それらを理解した上で敬愛していた。
今上帝主ご一家を敬愛するに至るには。
元々勉強と運動好きと言われるご一家が、
一流の環境で得られるであろう知性と経験に思いを馳せ、
人知れず積み重ねてきた、国民と国への深い責務である、祈りに対する理解が必要だと気付いた。
そして、そんな人達の愛ある言葉が、自分の心を打ち続けるのだった。
ある日、煌位継承に関する破魔田議員の動画に出会ってしまった。
(ああ…あれだけ女性や子どもに優しい議員だもの。これは、きっと時ノ御祢殿下を…)
動画を再生した。
(…あれ?…え? あれだけ他の案件ではデータや証拠、法の立場で語ってたのに…?)
私はもう一度その動画を再生した。
(誰かに配慮? 圧力かけられてる? それとも…これが…本心…?)
何か見落としている気がして、何度も見直した。
けれど、何度見てもそこにいたのは破魔田議員ではなく、破魔田議員の顔をした、ただの男系男子派だった。
(煌位継承に関しては、沢山の…歪みがある)
溜息をつくと、頭の中に声が響いた。
この国に存在する八百万の神々の名を借りた、神そのものではない存在。
唯一の理解者。
(考え事かね)
「はい…」
(相手を完全に支配するためには、自分を偽ることが必要になる。 あちらもまた、偽りの物語を信じ続けるために、自分をも欺き続けている…)
ハッとさせられた。
そしてスマホを握りしめる。
真実を記した鍵が、私の手に握られている。
[※情報提供頂いた時の書籍紹介文の一部抜粋・要約※]
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・『養老令』『令義解』『令集解』の割注
『養老令』継嗣令に関する注釈(令義解など)に 「女帝子亦同」 という文言があります。
「女帝子亦同」という文言は実在し、親王資格に準じる扱いが記されている。
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・胡潔『律令制度と日本古代の婚姻・家族に関する研究』
この本は、中国から導入された律令制度が、古代日本の家族制度にどのような影響を与えたかを考察しています。日本の律令制は、中国のものをそのまま受け入れたのではなく、日本の社会構造に合わせて独自の解釈や運用がなされました。この視点から、皇位継承においても、中国的な父系血統主義がそのまま導入されたわけではない可能性を示唆します。
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・坂野徹『縄文人と弥生人』
この本は、遺伝学や考古学の視点から縄文時代と弥生時代の日本人のルーツを探るものです。皇位継承問題とは直接関係ありませんが、古代日本の社会や文化の基盤を理解する上で重要です。特に、日本の古代社会が多様なルーツを持つ人々によって形成されたことを示しており、特定の血統や思想のみで歴史を語ることの限界を示唆します。
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・関晃『帰化人』
古代日本に渡来した人々(帰化人)が、日本の文化や技術、政治に与えた影響を解説しています。律令制や仏教など、日本社会の根幹を形成する要素の多くが、外部からの影響によってもたらされたことを示します。皇位継承の議論においても、中国の宗族制のような外部の思想が、後世の制度に影響を与えた可能性を考える上で参考になります。
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・森博達『日本書紀の謎を解く』
日本最古の歴史書の一つである『日本書紀』の成立過程や記述の意図を分析するものです。皇位継承の正当性を語る上で、神話や歴史書は重要な役割を果たしますが、この本は、それらが特定の政治的な意図を持って編纂された可能性を示唆します。よって、神話の記述を字義通りに解釈することの危険性を提示します。
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・上野秀治『明治期の宗族制と安倍氏』
明治期に導入された宗族制の思想が、地方の豪族(安倍氏)の家制度に与えた影響を論じています。この論文は、宗族制が皇室だけでなく、当時の日本社会全体に影響を与えたことを示す一例です。
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・渡辺浩『近代日本のナショナリズム』
近代日本における国家主義やナショナリズムの形成過程を論じています。皇位継承問題は、単なる血筋の話ではなく、国家のアイデンティティやナショナリズムと深く結びついています。この本は、明治以降に「万世一系」や「男系絶対」といった概念が、ナショナリズムを形成する上でどのように利用されたかを理解する上で役立ちます。
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・吉村武彦『天皇と古代王権』
古代日本の天皇の地位や役割について、歴史学の視点から解説しています。古代の天皇が、単なる祭祀者ではなく、政治的な権力を持った存在であったことを示します。また、この時代には男系だけでなく、母方の血筋や権威も重要であったことを示唆します。
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・仁藤敦史『女帝の世紀――皇位継承と政争』
飛鳥・奈良時代の女性天皇の存在に焦点を当て、当時の皇位継承が、単なる男系絶対ではなく、政治的な思惑や権力闘争の中で行われていたことを明らかにします。女性天皇が「中継ぎ」や「特例」という単純なものではなく、自らの権威を持って政治を主導した事実を示しています。
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・丸山真男『日本政治思想史研究』
戦後日本を代表する政治思想史家・丸山真男による、日本の天皇制と国家観の思想的系譜を解明した古典的著作です。近世から明治にかけての「天皇=国家の象徴」という観念が、いかに近代的イデオロギーとして形成されたかを分析しています。
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・瀧井一博『文明史のなかの明治憲法』
明治憲法が、西洋の近代的な思想と日本の伝統的な思想のせめぎあいの中で作られた経緯を解説しています。皇位継承をめぐる議論も、この文明史的な文脈の中で捉えることができます。
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・笠原英彦『皇室典範―明治の起草の攻防から現代の皇位継承問題まで』
明治の皇室典範が、どのような議論を経て制定されたかを詳細に解説しています。当時の議論の中には、女性天皇を認める意見もあったことを示唆しており、男系男子に限定された経緯が、特定の思想による選択であったことを明らかにします。
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・義江明子『女帝の古代王権史』
日本の女性天皇の役割や地位を、歴史学の視点から深く掘り下げたものです。女性天皇が「中継ぎ」などではなく、自らの意志と権力を持って統治した事実を示し、男系男子派の主張を否定します。
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・桜田真理絵『未婚の女帝と皇位継承 ―元正・孝謙天皇をめぐって―』
元正天皇・孝謙天皇という未婚の女性天皇を通じて、古代日本の皇位継承を分析した研究です。
女性天皇は単なる中継ぎではなく、特定の皇統を維持するための政治的役割を担っていた可能性を指摘しており、「古代から男系男子絶対だった」という見方を再検討する材料となっています。
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・武田佐知子『王の墓と奉仕する人々』
古代の女性天皇が着用していたとされる衣装の研究を通じて、彼女たちの権威や役割を考察しています。史料に基づいた研究は、男系男子派の感情的な主張に対し、客観的な事実をもって反論する上で貴重な情報となります。
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・武澤秀一『持統天皇と男系継承の起源』
持統天皇が自らの子孫による継承を積極的に構築したことを論じており、女帝が単なる中継ぎではなく制度形成に関与したことを示しています。
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・網野善彦『日本社会の歴史』
・網野善彦『日本の歴史をよみなおす』
中世社会の双系的構造や非農業民の多様性を描いています。
どちらも「中世社会の多様性」をテーマにしており、特に「双系的な構造(父方・母方双方から血統・地位が受け継がれる可能性)」や「非農業民=漂泊民・商人・芸能民・猿楽・宗教者などの存在」を大きく描いています。
つまり「天皇や貴族社会だけでなく、周縁や双系も日本社会の重要な一部だった」という問題提起。
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・井上光貞『日本古代国家の成立-推古朝の意義(1・2・3)』
古代国家形成における氏姓制度の柔軟性を論じています。
古代律令国家が形成される過程を論じた古典的研究。
その中で「氏姓制度」が単純な血統固定ではなく、時代や政治状況によって編成・再編される柔軟な仕組みだったことを指摘。
(例:氏の再編成、賜姓、臣・連・伴造などの変化)
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・藤田覚『幕末の天皇』
幕末から明治維新にかけて、天皇の地位や役割がどのように変化したかを解説しています。この時期に、天皇が政治の中心に据えられ、その正当性が「男系男子」という形で固定されていった背景を理解する上で重要です。
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・小嶋和司『帝室典則について』
明治期に制定された皇室典範が、それ以前の慣習とは異なる「近代的制度化」であることを明確に示しています。男系男子継承の条項がこの時に初めて成文化されたという点は、制度史的に確認されています。
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