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「で、二人は何者なんですか」

「俺は御門四木(みかどしぎ)。さっきも言った通り陰陽師をやってる」


いかにもハグレモノといった感じがある。


「私はニューイ・逢磨時(おうまどき)、悪魔やらを退治する祓魔師(エクソシスト)です。」


見た目はバリバリ外人だがハーフのようだ。


「そうか、なら用はすんだな」

「「帰れ」」


一同はニッコリ、二人を追い出す。


「いいや、帰るわけにはいかねーなあ」

「まだ化物の気配があるので、しばらく滞在させて頂きます」


「居座るってんならお巡り呼ぶぞ」


緋李は腕をパキパキと鳴らしながら、受話器ではなくトンカチを手にした。


「おい!」

「なんで鈍器なんですか!?」


「あの世に送って閻魔呼ぶ為に決まっているだろう」


亞鎚さんが真顔で言っている。


「落ち着いてください!!そんなことをしたら逆に警察送りですよ!」

「大丈夫だ今も昔も公僕は権力に弱いから」


蒼騎さんが片目をとじて親指を立てた。


「はいはい……冗談はそこまでにしてね」


さっきまでナチュラルにいなかった壬琴さんが居間に入ってきて手を叩いた。


「なんだよ。こいつらに帰ってもらわなくていいのか?」

「残念ながら当主が彼等の滞在を許可してしまったんだ」


「なんだと!?」

「はあ!?」


亞鎚さん、緋李はあんぐりと口を開けて壬琴さんにつめよっている。


「なんでもこちらから直々に陰陽集へ屋敷の警護を依頼しているそうだ。後から追加で三名はくるらしい。

エクソシストにいたってはバタカンチンの女教皇ポワリゾディヌからの滞在および祓魔申請があった」


さすがに二つの大きな権力派閥から来られては断れないみたい。

だけど彼らが鬼だって知られたらとてもまずいのではないだろうか。

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